日本酒・彩は(イロハ)木桶仕込

Oke2Houroの昔・・・といっても60年くらい前まで(昭和30年代以前)・・・、日本酒の仕込みは木桶で行ってました。それが昭和30年代からホーロータンクに代わっていきました。その理由は、ホーロータンクが、①微生物の働きを制御しやすい。すなわち温度管理が容易。②低コストでタンクの洗浄、修理が簡単。③衛生的である。という事でした。つまり作業効率と衛生面を考慮した結果、ホーロータンクが導入され、木桶仕込が少なくなったのです。
これに対して木桶仕込みは、木製の特長として、①空気を通す。②木の窪みなどに微生物が住みつく。③微生物により醸造がうまく進行する。などがあります。しかし前述のとおり温度管理が難しく、このことがホーロータンクに取って代わられたと考えます。
しかし近年、木桶が見直されつつあります。そのキーワードは、「エコ」、「リサイクル」です。酒造りに使われた木桶は味噌やしょう油の仕込みにも使われているのです。つまり木桶のリサイクルが行われるわけで、今の時代にあって見直されつつあります。そして木桶仕込みの日本酒を造る酒造が全国的に増えています。現に『桶仕込み保存会』なる組織があって、この会に参加している酒造は全国で19に上ります。そしてこの保存会のホームページを読むと、どうやら木桶復活の仕掛け人はセーラさんという外国の女性です!・・・なかなか興味深いではありませんか!後ほど【余談】のコーナーで紹介したいと思います・・・
Okeさてこの保存会に先日訪問した東京・青梅市の小澤酒造が入っていて、木桶仕込みの「彩は(イロハ)」を造っています。小澤酒造見学の時、『木桶を復活させて造ったのが「彩は」です。』との説明があったので、興味を覚えて購入したのですが、その時は全国的に木桶仕込復活の取り組みが行われているとは知りませんでした。
そしてこの保存会のホームページに小澤酒造の杜氏田中充朗さんが木桶仕込の苦労と面白さを語っているので紹介しましょう。
先ず何と言っても「温度管理」の難しさだそうです。夏の暑さ、梅雨の湿気、冬の冷気など外気の状態に気を使い、例えば暑さ対策として氷を入れた筒を発酵槽に入れたりしたとか。しかし完全に温度管理・制御はできず、ある程度木桶に存在する微生物の発酵にまかせるので、思いもよらぬ味わいのお酒ができる事があるとのこと。
その結果、『こういうお酒が、出来ちゃいました♪』ということがあったそうです。
Iroha2Irohaさて「出来ちゃった酒・彩は」はどんな味わいか!
先ずぬる燗で・・・木桶仕込といっても木の香りは余り感じませんでしたが、滑らかな舌触りで辛口の味わい。のど越しに辛口の余韻が長く残りました。次に冷酒にして飲んでみましたが、辛口でややしっかりした味わいで、口当たりが良くスイスイといつまでも飲める・・・私にとっては危険な・・・お酒でした。

[メモ] 15度以上16度未満、原材料:米(国産)、麹(国産米)
     精米歩合:65%、木桶仕込、製造年月:2012年8月
     小澤酒造株式会社
     東京都青梅市沢井2-770

【余談】 木桶仕込の仕掛け人「セーラ・マリ・カミングス」さん
 Seila_2  彼女はアメリカの交換留学生として1991年から1年間日本で過ごし、その後再来日し長野県の小布施㈱に就職。後に利き酒師の資格を取るなど日本酒とのかかわりを深め、1998年には枡一市村酒造場の取締役に就任したのです。そして枡一市村酒造場の再構築に取り組む中で、木桶の重要性を説きそれが木桶仕込の復活につながったのです。この枡一では2000年に木桶仕込を再開してますが、社長によると木桶仕込の魅力は『酒の触感が違う。』ことで、『これは2、3年寝かせた酒ですか?』とよく聞かれるそうです。    さて最後に、セーラさんについてエピソードを一つ。
高知の司牡丹酒造の社長が、『最初、金髪娘のセーラに桶を保存しなきゃなんてガイジンには言われたくないと思ったけど、木桶仕込の酒がめっちゃうまい!今では桶の話は何でも目に入る!』と言っているそうです。
  詳しくは、桶仕込み保存会(http://www.okeok.com/index.html)をご覧ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

リカーショップ・たむら

shop-tamura道路沿いにある昔ながらの酒屋さん。
でもこの店は、長兄が店主となって店を切り盛り、次兄は全国を
歩いて珍しいお酒や隠れた銘酒を発掘。弟はもっぱら注文や
配達の外回りを担当するなど、3兄弟が力をあわせて経営する
古くからあるお店です。

品揃えはなかなか意欲的です。
日本酒では、どちらかというと新潟の銘柄が多いですが、例えば「釜屋新八」という
埼玉の地酒や四国高知の小さな蔵の「南」などをそろえています。
また焼酎では、紫芋を使った「赤霧島」「赤江」、また吉酎の黒、白、黄麹を
そろえる等、扱う焼酎も他店と差別化を図って特長を出しています。
このほか健康食品、玄米や無洗米なども扱っています。

先日立ち寄ったら、「赤霧島」があったので早速購入してしまいました。
店の隣に駐車場があるので、車で行く場合も便利です。

[メモ] リカーショップ・たむら   調布市深大寺元町1-2-1
                     Tel 0424-82-5442

| | コメント (0) | トラックバック (0)

つかさ焼酎販売

shop-tsukasa今日紹介するのは、調布市にある「つかさ焼酎販売」。
写真のとおり、見た目には不動産会社に間借りして
いるようですが、中に入ると奥行きがあり、宮崎県を
中心に九州各県別に焼酎が分けて陳列されています。
芋焼酎・心水の項でも紹介しましたように、この店の
店主、宮崎県出身の鬼束さんは古希を過ぎておられる
ようですが、氏の望郷の念が込められた店です。その想いは、同じ宮崎県出身の
歌人若山牧水の歌を集めた「酒の歌」(定価200円)の巻頭言にあらわれています。

  ・・・・仲間と酒を酌み交わし、牧水の歌に触れるときこそが長年東京に住む
  私にとっての「至福の時」なのである。お互いの田舎の酒を飲みながら
  故郷を語り合う。まさに「黄金の時」なのである。・・・・
     「白玉の歯にしみとほる秋の夜の
          酒はしづかに飲むべかりけり」 若山牧水

宮崎県は鹿児島県に接しており、県南部の串間市や、日南市では芋焼酎が
多く造られ、北部は麦焼酎が多い傾向にあるようです。
例えばこの店では、日南市にある京屋酒造の焼酎が多数置いてあります。
自社栽培のさつまいもを使った焼酎、かんろ、平八郎、京屋時代蔵、など。
また、麦焼酎もつくっていて、京屋時代蔵麦笛、などが置いてあります。

近くを通ったら、是非お立ち寄り下さい。

[メモ]  つかさ焼酎販売   東京都調布市小島町2-45-7(調布市役所そば)
                  電話 0424-88-4550 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

酒屋・碇屋

ikariya東京・三鷹駅の近くに「碇屋」という酒屋さんがあって、
焼酎や日本酒が豊富、と教えてもらったので、
出かけてみました。
ウ~ン、これはすごい!
ウィンドウ全面に焼酎、日本酒が飾ってある!
中に入ると、入り口近くが焼酎コーナー、芋、麦、黒糖、泡盛、と整理され
分かりやすいです。
更に進むと、ウィスキー、リキュール類、一番奥に日本酒コーナーがありました。
梅酒コーナーには、日本酒や焼酎でつけた、真澄の梅酒、小鹿梅酒等が並んでました。

・・・・で私は、神酒造の芋焼酎、黒麹初留取り(はなたれ)をゲット!
後ほど、レポートします。

[メモ]  住所 三鷹市下連雀3-28-2   Tel 042-243-4271

| | コメント (0) | トラックバック (1)

浅見酒店

asami11月に、立川にある浅見酒店へ行ってきました。
このお店は、焼酎にも力を入れていて、「海」、「くじら」、
「百合」などを扱っているとのことで、是非一度行って
みたい店でした。

お店の前に立つと、ガラス一面に焼酎の銘柄が大きく
書いてあり、ちょっとびっくりします。
中に入ると店内は明るく、若主人の浅見忠義さんも明朗で気さくな方でした。

私がこの店に行ってみたかったのは、「百合」を扱う数少ないお店だからです。
渋谷の焼酎バー「古典」で、初めて「百合」を飲んで、その焼酎らしい焼酎の味が忘れ
られず、是非購入したいと考えてました。でも「百合」は生産石高が少なくて、また扱う
お店も限られているそうで、なかなか手に入りにくい焼酎の一つとなってしまってます。
その「百合」を扱っているとの情報を得て、出かけて行った訳です。

残念ながら「百合」は無かったですけど、入荷するとメールで教えていただける
そうなので、アドレスを登録しておきました。その他、若主人から焼酎に関する
情報をいろいろ教えてもらいました。
そして、最後の「くじら」をゲットし、幸せな気分で店を後にしました。

[メモ]  有限会社 浅見酒店 立川市富士見町1-2-7
     ℡ 042-522-2823 http://store.yahoo.co.jp/asami/ 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

酒屋・籠屋秋元商店

kagoya2kagoya1酒遍路の旅は、狛江市にある籠屋秋元商店に行きました。2004年9月23日(木)
この店は、焼酎や日本酒の品揃えが多いと聞いていて、ぜひ行ってみたい店でした。
世田谷通りから入った住宅街の一角にありました。駐車場があるので助かります。
店に入った第一印象は、全体に薄暗い感じしました。入って右手がワインコーナー。
さらに奥へ入ると、お目当ての焼酎が並べてある。
一升瓶と四合瓶それに芋、麦、黒糖と分かれており、並び方を覚えるとお目当ての焼酎を探すのが簡単になる。
試飲コーナーもあるので、試してみるのもいいです。
私は車だったのでふたを開けて匂いを嗅ぐだけでしたが、それでもその焼酎がガツン系かどうか感じが分かりますよ。
焼酎について質問すると、ご主人が丁寧に答えてくれました。
で「麦焼酎でガツン系のものありませんか?」と聞いたら、「これがいいですよ!」と教えてくれたのが、「さそり」!
先ほどの試飲コーナーで、さそりの匂いを嗅いでみると確かにそれらしい感じが!
瓶のラベルには、「麦酎でもがつんとひびきます」と書いてあります。
期待を含めて、即購入。
ご主人が、「2階に日本酒をそろえてありますから、見ていってください」とおっしゃるので、2階に行きました。
「う~ん、すごい」 
2階全体がワインセラー室のように空調完備で温度調節されている!
そして一升瓶が部屋全体に並べられており、まさに壮観。
栃木県宇都宮地区で99%飲まれているという日本酒(名前を忘れてしまってスミマセン)などが置いてあり、一見の価値があります。
もちろん「久保田」など有名な銘柄も当然のごとく置いてありました。

・・・・と言うことで、このお店は時々訪ねてみる価値があります。
お勧めです!

[メモ] 籠屋秋元商店  〒201-0016 狛江市駒井町3-34-3
  電話 03-3480-8931

| | コメント (0) | トラックバック (0)