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日本酒 梅錦・里海の環

Satoumi1 私には懐かしい四国・愛媛県の「梅錦」をいただきました。        「梅錦」は約20年前愛媛県松山市に転勤したとき知った地酒です。梅錦山川酒造は愛媛県の四国中央市にあります。 と言われてもピンとこないのでしょうが、市の名前は、平成の大合併で四国の香川県、徳島県、高知県に接していることから【四国の中央】ということでつけられたそうです。そしてs明治5年創業者は、四国で一番高い石鎚山の伏流水(軟水)が流れているこの地に酒造を開設したのです。

Satoumi3 さてこの「梅錦 里海の環」ですが、このお酒の特徴は【里海】という言葉に示されています。【里海】は【里山】に対する造語だと思います。【里山】が「人里近くにあって人の暮らしと密接に結びついている土地」であるなら、【里海】はどんな地域でしょうか?!この言葉の仕掛人は何と「JAおかやま」です!何で!?と疑問が湧きますが、【里海】は「人手が加わることで生物多様性と生産性が高くなった沿岸地域」と定義されています。        この発想の背景には、瀬戸内海で赤潮が発生し水質が劣化、魚介類の産卵・育成に影響を及ぼしていたのを、牡蠣殻を人工的に投入して水質を改善した経験があります。つまり牡蠣殻のミネラルやカルシウム、タンパク質が海水中の藻などの育成を助け水質改善に効果があったと考えられることから、田んぼの土壌や水質改善のために牡蠣殻の利用を思い立ったのです。

Satoumi2それにしてもなぜJAおやかまの事業に愛媛県の酒造が関係するのか?この里海事業を推進するため2018年4月に協議会が設立されましたが、2019年5月末現在で41団体が参加し、酒造では梅錦山川酒造が唯一参加しているのです。これは土壌改良された【里海】でつくられるお米、なかでも酒造好適米を使って酒造りを行うとの目標があったからでしょう。岡山県の酒造好適米といえば【雄町】ですが、過去に栽培地を拡大しようとして品質の劣化を招き、現在では岡山県赤磐郡の一部でつくられています。そこでこの里海事業では【雄町】づくりに取り組み、梅錦山川酒造が【雄町】を100%使った「里海の環」を造ったというわけです。

このようにユニークな経緯でつくられた純米吟醸酒「里海の環」は、どんな味わいでしょうか?早速試してみました。       冷酒で試しましたが、ほんのり甘い吟醸香がして口に含んでもまろやかな感じ。のど越しにやや辛口の余韻が残りました。美味しくてついつい盃を重ねてしまいました。それとワイングラスでも飲んでみましたが、おしゃれな感じでこのお酒のテイストに合うと思いました。

[メモ] 梅錦 里海の環 純米吟醸酒

     15度以上16度未満、岡山県産雄町100%使用、製造2019年4月

     梅錦山川酒造株式会社    http://www.umenishiki.com/

     愛媛県四国中央市金田町金川14

               瀬戸内かきがらアグリ事業概要  http://satoumi.jp/jigyou.html 

 

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