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ウィスキー・Aberfeldy(アバフェルディ)

Aberfeldy1 Aberfeldy2 久しぶりにスコッチ・シングルモルト・ウィスキーを飲んでみました。    Aberfeldy(アバフェルディ)という、スコットランドの中央部ハイランド地方のシングルモルトです。この蒸留所は1896年にJohn Dewarによって建設され2年後に運用を開始しました。場所はテイ川の傍にありますがこの地は良質な水が得られたことと、パース港に通じる鉄道が通っていたので選ばれたとのこと。そのためでしょう、ボトルを入れる円筒形のケースには、川と蒸気機関車が描かれていて、建物の傍に停められた機関車の荷台には貯蔵樽が並んでいます。            この蒸留所が設立された時代は、19世紀末の【ウィスキー・ブーム】が興った時期でしたが、第1次、第2次の世界大戦によって原材料の大麦不足などで運用を休止せざるを得なかった期間があり、その後1925年に創業者一族が売却したこともありました。第2次世界大戦後、1972年と翌年に蒸留器4基を新設するなど設備の充実が図られ、再度1998年に創業者一族がこの蒸留所を買い戻すなど、120年余も続く蒸留所には紆余曲折の歴史があります。

Aberfeldy4Aberfeldy5 ところで私はスコットランドのウィスキーメーカーはシングルモルトを中心に生産していると思っていましたが、この蒸留所ではブレンドウィスキーに注力していて、シングルモルトの生産量は全体の1%以下だとか。これには驚きました!シングルモルトとブレンドの生産割合は各社のポリシーにかかわることから、なかなか公表されてませんが、この点は興味のあるところで折に触れて調べてみたいと思います。            さてスコットランドにはピクト人(Picts)という古代人が住んでいて、その名残が地名にあります。特に接頭辞が例えば『Aber』、『Fin』、『Pit』などで、この蒸留所名『Aberfeldy』も古代ピクト語の地名だとわかります。シングルモルトで『Aberlour(アベラワー)』がありますが、これもスコットランドのスペイサイドというハイランドよりも北の地区にあります。これ等は古代ピクト人が使っていた地名が現在も残っている証左でしょう!            Aberfeldy3さてこのシングルモルトはどんな味わいでしょうか?!やや明るい黄金色で、そのまま飲んでみました。口に含んでみると舌先に刺激がなくてソフトなタッチでした。でも口の中で温まっていくと辛口の刺激が強まり余韻が残りました。

[メモ]40%,Distilled & Bottled in Scotland  by John Dewar and Sons LTD                                 Aberfldy, Perthshire, SCOTLAND

 

 

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