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ウィスキー・エズラブルックス(Ezra Brooks)

Ezrab1今回は「エズラ・ブルックス(Ezra Brooks)」というウィスキーを飲んでみました。ケンタッキー州のウィスキーなのでバーボンウイスキーと言えば良いのでしょうが、実はライ麦を使ったウィスキーなのです。先ずはバーボンウィスキーの製法をおさらいしてみましょう。
1.主原料は、51%以上のトウモロコシ、ライ麦、小麦、大麦など。
2.アルコール発酵させた後、連続式蒸留機でアルコール度80%以下に蒸留。
3.原酒に加水してアルコール度を62.5%以下にする。
4.内側を焦がしたホワイトオーク樽で熟成。
次に本場アメリカでの法律上の規定は以下の通りです。
1.アメリカ合衆国で製造されたもの。
2.原材料トウモロコシの含有量は51%以上。
3.新品の炭化皮膜処理されたオーク樽を製造に用いる。
4.80%以下の度数で蒸留し、樽に入れる前は62.5%とする。
5.瓶詰めする場合は40%以上。
要するに今手元にあるウィスキーは、アメリカの酒税法上はバーボンウィスキーとは言えないようです。そのためでしょうか、「Ezra Brooks」のラベルには、【straight rye whiskey】とあります。しかしホームページを見ると原材料にトウモロコシを使った「Ezra Brooks」もあるので・・つまりこちらがバーボンウィスキー!。手元のウィスキーはライ・ウィスキーというのが正しいのでしょう!・・まっ、どちらでもいいんです、美味しく飲めれば!。
Ezrab2さてこの蒸留所は、19世紀初頭にケンタッキー州のオーエンズボロでメドレー家が創業したのに始まります。その製法には定評があり、1966年にはアメリカ政府から『ケンタッキー州で最も優れた小さな蒸留所』という評価を得たそうです。話は前後しますが、この「エズラ・ブルックス(Ezra Brooks)」というブランドは1957年に商品化されたのです。ですからブランドの歴史としては60年余になり、比較的新しいブランドです。
さてラベルには、『最高の原材料を使った真正のstraight rye whiskeyであリ、何世代に渡り、確固とした信念で造り、革新的な味わいを備えたウィスキーである。』とPRしております。≪私のかなり適当な訳なので悪しからず≫そして味わいについては『スパイスのきいたフィニッシュ、印象的な芳醇さ』を備えていると自画自賛しております。
さて実際にはどんな味わいでしょうか?
最初はロックで試してみましたが、グラスに注ぐと黄金色というよりも少し赤みがかった濃いアンバー色をしていました。口に含むと優しい感触がしました。口の中で温まるとともに辛口の刺激が強まりのど越しに辛口の余韻が残りました。

[メモ] Ezra Brooks Straight Rye Whiskey  90Proof(45%)
    Aged in New Charred American Oak
   Distilled & Aged in Indiana Bottled by Ezra Brooks Distilling Co.
ST. LOUIS, MO.,USA

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ヨーロッパのワイン

Cycle1今回は今までに飲んだことのないブルガリアとスペインの赤ワインを試してみました。…といっても特別な理由がある訳でなく、面白いラベルを見て選んでみたのです。意外にもこの方法が正解で、珍しいワインを体験することが出来ました。
最初は太った人物が自転車に乗っているのが描かれたラベルです。自転車は現代のものと同じ形ですが、乗っている人の重さでつぶれないか心配になります。このユニークなラベルのワインは、ブルガリアの【MINKOV Brothers(ミンコフ兄弟)】というワイナリーの「Cycle」という赤ワインです。Cycleとは自転車だから、それで自転車がラベルに描かれているのか!と納得したのですが、調べてみるとそれだけではありませんでした。
Cycle02さてブルガリアは東ヨーロッパのバルカン半島にあって、約4千年前にトラキア人によってワインが醸造された歴史があるそうです。このワイナリーは1875年に当時貴族出身でヨーロッパの一流大学を出た3兄弟(ミンコフ兄弟)が設立したものです。その後1894年には、ブリュッセルで開かれた国際ワイン品評会で初めて金賞を受賞するなど評価を得たのです。しかしその後の社会主義体制の下で低迷。2007年に現在のオーナーの元で最先端の技術を取り入れたワインづくりを行い、現在は順調に業績を伸ばしているそうです。
ところで自転車のラベルの件ですが、実は創業者の3兄弟の一人が発明家で自転車も作ったので、それにちなんで現オーナーが「Cycle」という名前とラベルの図案を考えたそうです。なお「Cycle」には、自転車のほかに『飲む人の心に若いころの記憶を回想させる。』という意図も込めてあるそうです。
私はブルガリアと言えばヨーグルトしか知りませんで、ワインは初めてでしたが早速飲んでみました。色は透明感のあるやや薄いルビー色で、渋みはそんなに強くなくマイルドで柔らかい口当たりの飲みやすい赤ワインでした。
Higueruela3_2次はスペインの赤ワインでラベルには二人の人物が描かれています。二人の間に赤いハートが小さく描かれていますが、これはどういうことでしょうか?ワイナリーのホームページを見ると、『多くの人たちがワインを通して楽しく過ごして欲しい』との趣旨が書かれていました。つまりラベルの人物は私たちであり、ハートはワインに対する愛を示しているのだと思います。
さてこのワインは、スペイン南東部アルマンサ地方の小さな村(人口千人程度)イゲルエラで造られています。、ブドウの種類はガルナッチャ・ティントレラ種というフランス原産のものですが、今やこの地域でしか造られていないとのこと。
Garnachaこのティントレラ種は果肉まで赤いのが特徴で深い赤色のワインとなることから、この品種を100%使ったワイン造りに挑戦し続け、今やこの地方を代表するワインとなったのです。なおこのアルマンサ地方は、地中海に面した都市バレンシアから内陸に100km程の所にある高原地帯で風が強く、風力発電が盛んに行われています。
さてどんな味わいでしょうか?!
色はやや濃い目のルビー色。少しイチゴの様な甘い香りがしました。口に含むとやや強めの渋みを感じたので、タンニンが多いように思いました。全体にしっかりとした味わいでスペイン産の地ぶどうによるワインを楽しむことが出来ました。

[メモ]  ①ブルガリア・ワイン Cycle Pinot Noir 2016
        MINKOV Brothers  13%
      ②スペイン・ワイン  higueruela 
        Garnacha Tintorera 2016  13%
        www.tintoralba.com

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