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イタリアの赤ワイン

ワインのことをインターネットや書籍で調べると、『テロワール(Terroir)』という言葉が良く出てきます。聞きなれない言葉ですが、フランス語で土地を表す単語Terreの派生語で、ブドウ品種の栽培における土壌、地形、気候、更には栽培技術など、その土地独特の環境や栽培方法を含めた概念を示す、と言われています。
Romanee_conti_2例えばブドウ品種のピノ・ノワール種から多くの赤ワインが造られていますが、同じ品種で醸造される「ロマネ・コンティ」はどんなに安くても1本100万円を下らない、と言われています。この赤ワインはフランスのブルゴーニュ地方・ロマネ村の全面積369haのうちわずか1.8ha(100m×180m)の面積で栽培されるピノ・ノワール種から醸造されているのです。ではその周囲で栽培されているものとの違いは?と問われれば、それは『正に「テロワール」の違いである。』と言うことでしょう!?
ところでブドウの品種はどのくらいあるのか?調べてみると、赤ワイン向けの黒品種は30種、白品種は18種とのことでした(ウィキペディア「ワイン用のブドウ品種の一覧」、より)。
Italianmap_2私は黒品種では前述のピノ・ノワール種の他カベルネ・ソービニオン種、メルロー種など主としてフランス・ワインで使われているものしか知りませんでしたが、イタリア・ワインには、北部のピエモンテ州のバルベーラ(Barbera)種、南部のシシリー島のネロ・ダヴォラ(Nero D’Avola)種、があることを知りました。
そこで今回は、この2つの品種を使った赤ワインを飲んでみることにしました。
Italy_sansilvestro3lItaly_sansilvestro_2先ずはイタリア北部ピエモント州のSANSILVESRO社の「BARBERA D’ASTI」、格付けはDOCGと最上位です。この会社は4世代にわたり経営を続け、少量生産のブドウ栽培者からブドウを買い上げワインを醸造しています。ブドウの品質がバラバラでは良いワインは出来ませんから、品質維持のため【信頼と協調】をキーワードに、多くの生産者との良好な関係を保つよう努めているそうです!このワインで使われているバルベーラ品種は渋味が少なく酸味が強い特徴があり、イタリア以外ではカルフォルニア・ワインでも使われているそうです。
さて味わいはどんなでしょうか?私はワインのテイスティングには自信がありませんが・・・色はやや濃いルビー色で、香りは少し酸味のあるもの。口に含むと渋味よりも少し酸味を感じましたが、そんなに気になりませんでした。
Italy_dacastelloNero_davola次にシシリー島のネロ・ダヴォラ種を使ったDACASTELLO社の「SICILIA NERO D’Avola」です。格付けはDOCですから、DOCGに次ぐものとなります。このネロ・ダヴォラ種のブドウはシシリー島南東部の小さな町Avolaで数100年前に栽培され、その後島中に拡大したと言われています。この会社はピエモント州のアルバ(Alba)に本部があって、イタリア国内各地で栽培される良質なブドウ品種を選んでワインをつくる方法を採っているとのことです。
色は濃いルビー色でこれはこの品種の特徴のようです。口当たりは最初まろやかでその後舌先に渋みを感じました。そしてのど越しに渋みが余韻として残りました。全体に力強い印象でした。

[メモ]  BARBERA D’ASTI
     Denominazione di Origine Controllata e Garantita(DOCG)
     2014  SANSILVESRO
     
     SICILIA
     Denominazione di Origine Controllata (DOC) 
     NERO D’Avola
     2017  DACASTELLO

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