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日本酒・田村 純米吟醸

Stamura1今年(2018年)は梅雨が6月早々に開け、7月に入ると連日猛暑が続いています。これが私の様なご老体にはこたえるんですよ・・・熱中症で死なないように寝る時もクーラーをかけ、更に扇風機を回して寝室の空気をかき混ぜて冷気が体に当たらないようにしています。
こんなうだるような暑さの中で日本酒を楽しむには、やはり冷酒で飲むのが一番!!・・・ということで、今回は福島県郡山市の純米吟醸「田村」を選んでみました。
Niidahonke1「田村」を造っているのは【仁井田本家】という酒造で、創業は1711年というから300余年にわたる歴史があります。
この酒造のホームページを拝見して私が『すごいな!!』と思ったのは、今から約50年前第17代当主の仁井田穏光(やすみつ)氏が、『酒造りの要素、米、水、人、ひとしく天然無垢の酒を造ろう。』と決断したことです。つまり無農薬、無肥料の自然米と天然水による酒造りを目指したのです。今でこそ無農薬農法などは広く行われていますが、50年前はこうした考え自体が珍しかったと思うし、こうした新たな挑戦を伝統にあぐらをかかず決断した当主は素晴らしいと思いました。
Niidahonke2更にその後2011年、東日本大震災によって休業を余儀なくされた時・・・それは丁度創業から300年の節目の年でもあったのですが・・・『次の百年後にむかって、つないでいこう!』と考えたとのこと。ここで私の理解によると、【つなぐもの】とは無農薬・無肥料で米をつくる田んぼであり、蔵で働く人はもちろんのこと蔵に積みついている麹菌のような微生物までも含めるのでしょう。これらは一朝一夕で出来るものでなく長年の積み重ねとたゆまない努力を続けることが必要です。大震災を契機に決意を新たにした酒造の心意気を感じました。
Stamura2今回飲んだ「田村」には【自然酒の古里】という言葉が添えられているように、前述した無農薬・無肥料による米作りをした酒造好適米を100%使っていることが強調されていて、地名をそのまま銘柄にしていることから、このお酒に対する強い想いが伝わってきます。
さてどんな味わいでしょうか?今回は冷やして味わってみました。
冷やでも甘い香りが少ししました。燗にするとかなり豊かな香りがするように思いました。そして口に含むと甘く少しとろりとした感触で、のど越しも最初は甘くしばらくして辛口の余韻が残る味わいでした。
次は燗で飲んでみたいと思いました。

[メモ]  15度、精米歩合 60%、平成18年3月製造、
     原料米:自然栽培米(農薬・肥料全般を一切使わず栽培した酒造好適米)
     100%使用、
     有限会社 仁井田本家  
     福島県郡山市田村町金沢字高屋敷139番地
     ホームページ  https://1711.jp/

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