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米焼酎・オオスズメバチ

Lsuzume1今回は米焼酎の「オオスズメバチ」を飲んでみましたが、我が家では一悶着がありました。・・・といっても大したことではありません。この焼酎の瓶を妻に見せたところ、『あらいやだ!オオスズメバチが入っているの?!』とのたまわったのです。どうやらマムシ酒と同じようにスズメバチが入った焼酎を想像したようです。
もちろん瓶の中に何も入っていないのを見て安心してましたが、確かにインパクトの強い名前です。
さてこの米焼酎、熊本の千代の園酒造のもので【20年古酒】の文字がラベルにあります。ChiyonosonoChibusan_kofun千代の園酒造は熊本県の北部、福岡県に接する山鹿市にありますが、この地域は古墳群があることで知られていて、「チブサン古墳」という前方後円墳が有名です。【古墳のあるところにはお酒あり】という言葉があるそうで、これは古代から儀式に際してお酒が役割を果たしてきているからでしょう。
この地に明治29年(1896年)に米問屋を営んでいた本田喜久八が酒造りを始めたのが千代の園酒造のルーツで、清酒「清龍」を販売したほか酒米の品種改良に取り組み【九州神力】を造りだしたとのこと。その後1960年(昭和35年)に「千代の園酒造」に組織変更して現在に至っています。この酒造の特筆すべきところは、清酒と米焼酎の他に「赤酒」も造っていることです。
Akasake実は私は「赤酒」について知らなかったので調べてみました。
「赤酒」は「灰持酒(あくもちざけ)」と言って、醸造過程のもろみに灰を入れたものです。灰を入れる理由は結論から言うと殺菌です。一般に酒は酸性、灰はアルカリ性なので、灰を入れることによって中和作用で腐敗の原因となる酸性細菌の育成を阻害する効果があります。その結果酒の成分のアミノ酸と糖が反応して赤みを帯びた酒となります。つまり現在主流の酒を加熱する【火入れ】による低温殺菌の代わりに灰を使っているのです。
この「赤酒」は、加藤清正公の時代の熊本藩で赤酒を保護したことから現在まで続いていますが、県内で醸造しているのは千代の園酒造と瑞鷹酒造の二つの酒造のみだそうです。
Lsuzume2さてこの特徴のある酒造が造った米焼酎「オオスズメバチ」はどんな味わいでしょうか?
なおこのネーミングについては酒造によると、『円やかな飲み口ながら深みのある余韻が、記憶にひと刺し強い印象を残します。』とのこと。どうやら強烈な【ひと刺し】の「オオスズメバチ」がインパクトが大きいと考えて付けられたように想像します。【20年古酒】を使っているとのことから、『まろやかで深みのある味わい』が期待できますが、どうでしょうか?!
ウ~ン、確かにまろやかで美味しい!ただ「オオスズメバチ」と言うからには【ガツン】という一撃・インパクトがあっても良かったように感じましたが・・・。

[メモ] 25度  原材料:米、米麹
    千代の園酒造株式会社    熊本県山鹿市山鹿1782  
        http://www.chiyonosono.co.jp/ Tel 0968-43-2161

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