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日本酒・酔鯨 特別純米酒

Suigei1京王線調布駅が地下にもぐり、地上に京王トリエという駅ビルが出来ました。このビルにちょっと高級な食材をそろえるスーパー「成城石井」が入っています。私の印象では・・・もちろんアルコール飲料の品ぞろえについてですが・・・ワインの品ぞろえが豊富で、ウィスキーにも珍しいものもありました。そうした中で日本酒の棚に高知のお酒【酔鯨】が!!私は四国で高松と松山に住んだことがあり、【酔鯨】はどちらでも普通に買える、四国ではよく知られたお酒でした。それで懐かしくなって思わず購入したという訳です。
酔鯨酒造は高知市内にありますが、一般に高知県は【南国土佐】といわれるように太平洋に面した温暖な気候で知られています。私のつたない知識では、酒造りには水、米(酒米)、気候(温度管理)が欠かせないと考えるのですが、高知県ではこれらの条件が当てはまらないように思うのです。
ところで高知県は太平洋に面する【海の国】というイメージがありますが、森林面積は県の84%を占める日本一の山の国でもあります。そして豊富な森林が溜めた雨水の湧水に恵まれた土地でもあるのです。温暖な気候で稲作が年三回可能(三毛作)と言われてますが、酒米の生育は難しいようです。そのため各地の酒米を使わなければなりませんが、酔鯨酒造では醸造技術でカバーしているとか。具体的には精選した酒米の良さを最大限引き出すため精米は可能な限り磨く・・・例えば大吟醸は40%以下(規格は50%以下)など・・・、更に適切なサイズによる少量仕込みを行うことできめ細かな温度管理を可能にしているそうです。
このように酒造りには不向きな土地で酔鯨酒造が頑張っているのは、ひとえに酒好きな土佐の【いごっそう】(頑固者)のためかも・・・と思うのは私だけでしょうか!?
ここで簡単にこの酒造の沿革を紹介しますと、江戸時代に「油屋長助」という屋号の雑貨商でしたが、明治5年(1872年)酒造業を創業し1969年に酔鯨酒販という有限会社に改組してます。なお「酔鯨」は幕末の藩主山内容堂公の雅号「鯨海酔候」に由来しているそうです。
Suigei2さて今回取り上げる「酔鯨 特別純米」は、岡山県産米アキヒカリを100%使っていて精米歩合は55%となってます。ラベルに「氷温貯蔵」の文字がありますが、これは出来上がったお酒を一升瓶に詰め4段階(-4~20度)の温度で貯蔵し酒の種類に応じた品質管理を行っており、「氷温」なのでー4度で貯蔵したもののようです。
さてどんな味わいでしょうか?冷酒で試してみました。
今や「濃醇甘口」の日本酒が主流といわれてますが、この酔鯨は辛口系のあっさりとしたもので、口の中で温まっても甘さはあまり感じませんでした。これは高知では皿鉢料理に合わせて飲むため料理の味を損なわないようあっさり系の辛口にしているのだろう、と思います。

[メモ]  15度、原材料:米(岡山県産アキヒカリ)、米こうじ
      精米歩合 55%、氷温貯蔵、製造年月2017.11
      酔鯨酒造株式会社
      高知市長浜566-1
     

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