« ワインのお勉強・その3 | トップページ | 日本酒・豊明 ひやおろし »

芋焼酎・天狗櫻 2012

Tengu02東京狛江の籠屋さんに行った時、2012と書かれた白い紙に包装された瓶がありました。『この2012って何ですか?』とお店の人に聞いたところ、『2012年のことで、この芋焼酎が造られた年です。』とのこと。一般に芋焼酎の原材料であるさつま芋は大麦等の穀類では無いので長期熟成には向かないとされています。
このためその年に収穫したさつま芋を処理して仕込んでいるので、「2012」ということは約5年間熟成していることになります。・・・で、『これは珍しい!』ということで、速攻購入しました。
Tengu04Tengu01_2白い包装を取り除くと緑色地に桃色の桜の中に天狗が描かれたラベルが目に入りました。あっと驚く演出ですね!この芋焼酎は明治27年(1894年)創業の白石酒造のものですが、4代目社長の白石康久氏は芸術系の大学を出られているそうなので、こうしたインパクトのあるパッケージを考えられたのかもしれません。
さてこの白石酒造!120年余の歴史がある酒造ですが、現社長の白石貴史氏は39歳と若く、でも東京農大醸造科学科を卒業して直ぐに実家の酒造に入ったので蔵人としての経験は長いのです。現社長は『美味しい焼酎造りには土地の歴史と風土を理解し向き合うことが大切と考え、試行錯誤の結果無農薬農法にたどりついた。』とおっしゃっています。この農法では肥料や除草剤は使わずにカキ殻と米ぬかを使用しています。その結果芋が野生化した状態となって葉などは虫に食われなくなったそうです。ただこの農法では雑草を取り除くのが大変とのこと。更に連作を避け土地を休ませるためさつま芋の収穫量は半減したとか。でも白石氏はさつま芋が美味しくなったので、造る焼酎もきっとうまいだろうと確信したそうです。
Tengu05この「天狗櫻 2012」は、和甕とホーロータンクで熟成し、それらを1対1でブレンドしてあるそうです。さつま芋は鹿児島県産、麹米も地元のいちき串木野産の米を使用しているそうで、地元にこだわった芋焼酎です。
5年熟成の芋焼酎!どんな味わいでしょうか?試してみました。
お湯割りにするとさつま芋のほんのり甘い香りがしました。口に含むと甘みの中に辛味も感じましたし、のど越しには辛口の余韻が残りました。【熟成】=【まろやか】というイメージがあるためか、刺激が少ないように私は感じましたが、皆さんはいかがでしょうか!?

[メモ] 25度、さつまいも、米こうじ(鹿児島県産)
     有限会社白石酒造
     鹿児島県いちき串木野市湊町1-342
           Tel 0996-36-2058

|

« ワインのお勉強・その3 | トップページ | 日本酒・豊明 ひやおろし »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 芋焼酎・天狗櫻 2012:

« ワインのお勉強・その3 | トップページ | 日本酒・豊明 ひやおろし »