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ウィスキー・Deanston(ディーンストン)

Deanston1今回取り上げるスコッチのシングル・モルトはちょっと変わったウィスキーです。・・・というのは、一般にスコッチウイスキーは歴史が古く17世紀、18世紀が創業というのも珍しくありません。ところがこの蒸留所は当初1785年に綿花を紡ぐ紡績工場として建設されたのです。スコットランドのハイランド地方を流れるTeith River(テイス川)のほとりに水車小屋を設置し川の流れを動力に変えて利用したのです。そしてこの建設がスコットランドで農業から工業への転換のきっかけになったと言われています。その後1830年には当時のヨーロッパで最大の設備にまで拡大されたそうです。しかし20世紀に入って技術革新が進み1949年に電力タービンが導入され次第に水力の利用は減少していきます。
Deanston4そこで経営者はなんとウィスキー醸造への転換を決断!
そして1966年蒸留所を開設、1974年最初のボトルをリリースしたのです。・・・なのでこの蒸留所としては約50年余の歴史なのですが、設備は紡績工場のものを利活用していて・・・例えば綿花を貯蔵した格納庫はウィスキー原酒の貯蔵庫として活用されているそうです。ウィスキーのラベルや箱に水車と建物が描かれていますが、こうした歴史を表しているのだと思います。
このユニークな歴史のあるウィスキーはどんな特徴でしょうか!?
Deanston3ボトルのラベルには、【un-chill filtered】と【Virgin Oak】との文字があります。【un-chill filtered】とは原酒(このウィスキーの場合は63.5%と言われている)をそのまま濾過してないことを表し、【Virgin Oak】、すなわち切り出したアメリカン・オークを用い内部をバーナーで焦がして作った新品の樽、に原酒を入れて熟成しているとのことです。特に樽についてはアメリカ・ケンタッキーまで出向き家族経営の樽職人が作った物を見て導入を決めたそうです。こうしたこだわりは、原材料である大麦は地元のものを手で確認しながら選別するなど、ウィスキーづくりでも発揮されていて、一言でいえば『Craftaman‐shipの手作業で造られる』ウィスキーと言って良いでしょう!!
Deanston2さてこのちょっと変わった経歴のウィスキー!
どんな味わいでしょうか?
色はカティーサークのような薄い黄色をしてました。刺激臭も少なく、口に含んでも舌への刺激が軽いものでした。口の中でウィスキーが温まるにつれて刺激は強くなりましたが、全体にソフトで飲みやすいものでした。

[メモ] 46.3% 
     Distilled and bottled Burns Stewart Distillers
     Glasgow, Scotland

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