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ウィスキー・BenRiach(ベンリアック)

Benriach1スコッチ・シングル・モルトの「BenRiach」を飲んでみました。
一口に『スコッチのシングル・モルト』といってもスコットランドの地域によってそれぞれ特徴があります。今回取り上げる「BenRiach」の箱には【Heart of Speyside】と書いてあり、スペイサイドという地域にあることが分かります。でも世界地図の英国をみても【スペイサイド】という地名はありません。
「シングルモルトを愉しむ」(土屋守著、光文社新書)によると、【スペイサイド】はスコットランドの大都市グラスゴーから北へ200km位、北海へ注ぐスペイ川の周辺地域をいうそうで、50余の蒸留所がひしめいているとのこと。ただこの密集?した蒸留所から「BenRiach」を探し出すのは容易ではありません。・・・では奥の手・・・ということで【Whisky Map of Distillery】というホームページ(HP)を参照してみます。このHPは英国の蒸留所を網羅している優れもので、銘柄を選ぶと地図上に明示され更にその蒸留所のHPも参照できるのです。
Benriach01さてこの蒸留所は、John Duffが1898年に設立したものです。当時は【ウィスキー・バブル】時代のまっ最中で多くの蒸留所が開設されましたが、バブルは直ぐにはじけこの蒸留所も1900年に手放すことになりました。そしてBenRiachが引き継いだのですが、蒸留所はその後約半世紀以上休止せざるを得ませんでした。再開したのは1965年ですが、その間BenRiachは大麦を発酵させるモルティング作業をし、麦芽を他の蒸留所に提供してしのいでいたのです。
Benriach05Benriach06その後蒸留所はグレンリベット、シーグラム、シーバスなど、次々と経営が代わりましたが、大きな転機となったのが2004年にスコットランド人のBilly Walkerがオーナーになり、ラベルのデザインを変更(左写真から右写真へ、ボトル名を大きくし明確化)し、更に伝統的なスペイサイド・モルトが好まない【ピートの香り付け】をしたボトル(Curiositasシリーズ)を売り出すなど経営努力を重ね、『ヴァラエティに富んだウィスキー造り』との評価を得ていったのです。
スペイサイドではスペイ川という大きな川を中心にウィスキー作りが盛んに行われていますが、それはウィスキーの品質を決める水質の良さが決め手となっています。BenRiachも敷地に深い井戸を掘り良質の水を確保していますし、周囲にはこれまた良質の大麦畑が有る、という恵まれた条件にあります。
Benriach2Benriach04今回取り上げる「BenRiach」はピートを利かしてないものですがどんな味わいか早速試してみましょう!
ウィスキーの色は薄い黄金色で、刺激の少ない香りがしました。口に含んでも舌先に刺激が無くまろやかな感じがしました。そしてのど越しも柔らかな感触で、ほんの少し後に刺激が立ちあがってきて、くせの無い味わいでした。刺激を求めたい方には「Curiositas」(写真右)がお勧めかもしれません。

[メモ] 40%
    The BenRiach from the Heart of Speiyside
   Distilled and Bottled in SCOTLAND

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