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芋焼酎・HOUZAN MOJITO(宝山モヒート)

Mojito3例によって東京・狛江の籠屋さんにお酒を買いに行ったところ、スタイリッシュな瓶が目につきました。
ラベルはすべて横文字で書かれていて、「HOUZAN MOJITO」とあります。はて『ホウザン モジト』?何だろう??『ホウザン』といえば『宝山』、西酒造の銘柄についている名前だけど・・・などとあれこれ考えながら裏のラベルを見ると「宝山モヒート」と書いてありました。『なあんだ【モジト】でなくて【モヒート】か!』、と納得したものの、では【モヒート】とは何でしょうか?   ウィキペディアで調べてみました。
Mojito1MOJITOはスペイン語で発音は「モヒート」、ラム酒をベースとしたカクテルで冷たいロングドリンク。キューバが発祥で、標準的なレシピは、ラム酒(40ml)、ライムジュース(30ml)、ミント(6葉)、砂糖(スプーン2杯)、炭酸水少々、とのこと。ミントの香りがするさわやかなカクテルだそうです。一度お試しあれ!
またキューバには「モヒート」と似たカクテルで「ダイリキ」があり、ラム、ライム、砂糖、氷のカクテルです。これはキューバのダイリキ鉱山で暑さの中で労働する人が、リフレッシュするために発明された冷たい飲み物で、鉱山の名前を取って「ダイリキ」と命名されたものです。
Mojito2かの有名な文豪ヘミングウェイはこれらのカクテルを好み、『わがダイリキはフロリディータにて、わがモヒートはボデギータにて』と言ったそうです。なおブロリディータとボデギータはキューバの首都ハバナの旧市街にある有名なバーだそうで、文豪ともなると飲み物によって店を変えるんですねぇ・・・。キューバに行く予定のある方は立ち寄ってみることをお勧めします。(写真はボデギータの様子、ウィキペディアより)
さて「HOUZAN MOJITO(宝山モヒート)」はどのように造られているのでしょうか?
Mojito4この芋焼酎は、つくる過程のもろみ状態の中にミントを仕込み、蒸留したものだそうです。こうすることでミントの香り豊かな芋焼酎・宝山モヒートができる、という訳です。封を切って香りをかぐとかすかにミントの香りがしました。もっと強い香りがするかと思っていたのでちょっと意外でした。ただあんまりミントの香りを強く出すと芋焼酎独特の香り・テイストが損なわれるので、バランスが難しいのだろうと推察します。
ではさっそく試してみましょう!
アルコール度は20度なので、先ずはロックで。ミントの香りがほんの少ししますが、まぎれもない芋焼酎でした。暑い夏にはさっぱりした飲み物が好まれるので「宝山モヒート」は丁度良いと思いました。ただ個人的にはもう少しミントが強くてもよいのかも・・・ミントが手に入れば試してみたいと思います。

[メモ] 20度、薩摩芋(鹿児島県産黄金千貫)、米麹(国産米)、ミント
     西酒造株式会社  鹿児島県日置市吹上町与倉4970-17


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ウィスキー・Robert Burns

Robertburns2今回はスコッチ・シングル・モルトの「Robert Burns」です。
ラベルの【Robert Burns】の上に『1759-1796』の標記があることから、どうやら人の名前のようです。このようにスコッチ・ウィスキーで人名を銘柄名にするのは珍しいと思います。・・・で、そもそも【Robert Burns】とはどんな人なのか調べてみました。
するとRobert Burnsは、スコットランドの国民的詩人ということが分かりました。私の不明を恥じるのみです・・・。彼は1759年にスコットランドの南西部の貧しい小作人の家に7人兄弟の長男として生まれました。そして農場で働きながら15歳のときに詩作を始め、詩作の傍らスコットランド民謡の収集・改作を行ったのです。なかでもスコットランド民謡【Auld Lang Syne】は、日本に紹介された【蛍の光】として有名です。彼は詩作を通してスコットランドの人々の熱狂的な支持を得たのですが、心疾患により37歳の若さで亡くなりました。
Robert_burns1現在でも彼の人気は高く、毎年誕生日の1月25日頃に【バーンズ・ナイト】とか【バーンズ・サパー】という行事が行われています。これは夕食をしながらバーンズにちなむ詩や音楽を披露し、最後は【Auld Lang Syne】の大合唱で終わるとのこと。いかにバーンズが慕われているか分かります。
このウィスキーは、彼にちなんで醸造されたものと言えます。
さてこのウィスキーの蒸留所は、Isle of Arran Distilleryと言って2014年12月27日のブログでとりあげた「The Arran Malt」の蒸留所とおなじです。この醸造所はアラン島にありますが、この島はスコットランド最大の都市グラスゴーの南西、キンタイア半島で囲まれたクライド湾にあります。そして創業は1993年と歴史は浅いものの、アラン島では古くから大小さまざまな蒸留所があってウィスキー作りには歴史がある島です。
Robertburns4なおボトルには、二羽の鷲が刻印されてます。それはこの蒸留所を建設するときに鷲の巣が見つかり雛がかえるまで工事を中断したそうです。そしてオープンの式典が始まった時二羽の鷲が飛来したので、『鷲がお礼に来たのだろう!』ということで、ボトルに刻むことになったとか。なかなか興味あるお話です。
Robertburns3ところでこの「Robert Burns」はどんな味わいでしょうか?
一般に蒸留後ウィスキーの原酒を樽で寝かせますが、「Robert Burns」はバーボン樽とシェリー樽でそれぞれ熟成し、それらの原酒を7対3の割合でブレンドしているとのこと。バーボン樽では甘くフルーティな味わい、シェリー樽では深みと豊かな感じが出るそうですが、さてどんな味わいでしょうか?
色は薄い黄金色で香りはやや刺激のあるものでした。口に含むと刺激が口の中に広がりましたが、全体にまろやかな味わいでした。このウィスキーはスモーキィなフレイバーがなく中庸な味わいなので、食前や食事中に飲むお酒として丁度よいと思います。

[メモ] 43%、Robert Burns  
     Distilled Matured and Bottled in Scotland,
     Isle of Arran Distillers LTD, Arran

【余談】 島によって性格の異なるシングル・モルト
      スコッチ・シングル・モルトを区別するときに、【島嶼部】という分け方があります。この区分でアラン島の近く、キンタイア半島を挟んで反対側にアイラ島があります。この島では「ボウモア」などスモーキィなフレーバーが特徴のシングル・モルトが輩出しています。一方アラン島の「Robert Burns」は前述のように中庸な味わいで性格が異なります。      この違いは何からきているのでしょうか?
それはアイラ島が北大西洋に直接面しており厳しい自然に対峙しているのに、アラン島はキンタイア半島がいわば防波堤になり厳しさがやや和らいでいるからかもしれません。・・・これは私の想像です。とはいえ両島とも北緯56度にあるので、日本で言うと樺太の更に北になるので、厳しい自然の中にあることに変わりはありませんが。

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