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日本酒・みむろ杉 特別純米 辛口

Mimuro1連日暑い日が続いています。こういう時こそ暑気払い!!
・・・という訳で、奈良県桜井市今西酒造のお酒「みむろ杉 特別純米 辛口」を飲んでみました。実は奈良のお酒は初めてで、例の東京・狛江市の【籠屋】さんで紹介されたのです。
今西酒造は奈良盆地の南部・桜井市にあります。盆地は周囲を山で囲まれていますが、酒造の東には三輪山(標高467m)が迫っています。
Miwa01実はこの三輪山は、酒造のすぐ横にある大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体なのです。ご神体が山というのは珍しいと思いますが、この三輪山は古来から三諸山(みむろやま)とも呼ばれていて『杉の木に神が宿る』という言い伝えがあるそうです。つまり銘柄の「みむろ杉」は、ご神体である三諸山の杉を意味していて漢字標記の「三諸杉」というラベルもあります。
Miwa02さて今西酒造の創業は1660年(万治3年)とかなり古く、桜井市三輪にあります。実はこの地【三輪】は日本酒発祥の地だというのです。日本書紀によると、崇神天皇(すじんてんのう、第10代天皇、3~4世紀初め?)が疫病で混乱する世を憂えていたところ『酒を造るように』との夢のお告げがあり、【高橋活日命(いくひのみこと)】に酒造りを命じお神酒として奉納したところ世の中の混乱が収まった、というのです。そしてこの高橋活日命は杜氏の神様として大神神社の摂社(本社に縁故の深い神を祭っている)である「活日神社」に祭られています。
Miwa03ところで各地の酒造を訪ねますと、入り口に杉玉が飾られているのに気づくことがあると思います。この杉玉は『新酒ができました』というサインですが、大神神社からこの杉玉が全国に発送されているとのこと。その証拠に、杉玉の下に吊るされているお札に【三輪明神 しるしの杉玉】と書かれているそうです。酒造を訪ねる機会があったら、杉玉に吊るされているお札を確認してはいかがでしょうか!
なお右の上3枚の写真は酒造のホームページから拝借しました。
さて「みむろ杉 特別純米辛口」はどんなお酒でしょうか?
Mimuro2今西酒造では三輪山の伏流水を自前の井戸でくみ上げ、酒米には奈良県に古来から伝わる「露葉風(つゆはかぜ)」を使っているとのこと。この酒米は生産量が少ないので、酒造では『よい土壌からうまい米が育つ。』との考えから三輪山の裏手に土地を確保し、契約農家とともに米作りを行っています。「露葉風」は独特の風味があり、清酒本来の美しさが出やすい品種といわれているので、どんな味わいか飲むのが楽しみです。
夏なので冷蔵庫で冷やして飲みましたが、純米酒らしいほんのり甘い香りがしました。最初口の中でとろりとした感触がありましたが、辛口で全体にあっさりとした味わいでした。
次に冷水で割って・・・つまりアルコール度を下げて飲んでみました。香りはほとんど感じなくなりましたが、純米酒らしい味わいは保ったまま、アルコール度が低くなりしかも辛口の味わいは変わらなくあっさり系で飲みやすくなりました。
実はこの割り水は、私がよく参照する【純米酒を極める】(光文社新書)の著者上原浩氏お勧めの方法です。暑い夏には冷水による割り水法はお勧めですよ!!

[メモ] 15.5度、原材料:米(奈良県産露葉風100%)、米麹(国産)
     精米歩合 60%、辛口、一回火入れ、  29年6月製造
     奈良県桜井市大字三輪510  
     http://www.imanishisyuzou.com

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