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芋焼酎・海童 春雲紫

Kaidous1久しぶりに芋焼酎を飲んでみました。
鹿児島県いちき串木野市【濱田酒造】の「海童 春雲紫(しゅんうんむらさき)」です。海童といえば『海童 祝いの赤』が有名で、その赤いボトルがよく知られています。今回の「海童」はボトルをうす紫色に着色してあります。これは紫芋(鹿児島県頴娃(えい)町産)を使っているためでしょう。そして「春雲紫」とは『春雲五色開』という言葉・・・春の雲は美しく五色とりどりに染まる・・・の五色の中に【紫】が入っていることから命名したとか。
なるほど紫芋の【紫】と雲の【紫】をかけているんですね!!
Kdenbeiさてこの濱田酒造、1866年(明治元年)創業と言いますから150年近く続く老舗ですが、実際には江戸時代から酒造りを行っていたようでかなり歴史のある酒造です。この酒造は年商136億円(全国6位、2014年のデータ)の大会社ですが、現社長が入社した40年前は地元商店との特約契約で、販売管理も会社で実施していたので出荷が増えても販売管理費が増加し利益は逆に減っていたそうです。その後この特約を廃止し自社卸しに転換したことで全国展開も可能となり、現在の売り上げ増につながったとのこと。
当時の経営決断が今日の隆盛を得たといえます。
KdenzouKkinzan濱田酒造は3つの酒造蔵を運用しています。
先ず創業地で創業当時の製法・・・明治大正期の木桶蒸留器の焼酎造り・・・を実践する【伝兵衛蔵】(右上写真)。そして最新設備を備えた【傳蔵院蔵】(左写真)。ここでは売れ筋の「海童」や「隠し蔵」などがつくられています。最後は江戸自体の製法を再現した【薩摩金山蔵】(2005年4月設立、右下写真)。
特に金山蔵は江戸末期から続いた串木野金山跡を利用し、坑道の一部を醸造設備を設置し、更に熟成貯蔵庫として利用するなど、焼酎蔵と金山跡地を兼ねたテーマパークとして活用されているとか。一見の価値はありそうです。
Kaidous2さて「海童 春雲紫」は、頴娃産の紫芋を使って白麹で仕込んでいます。こうして出来た原酒から雑味成分を除くためにろ過しますが、この海童では雑味成分を若干残す【粗(あら)ろ過】という方法で芋焼酎の本来の旨味を出すようにしているとか。このため少し白濁した状態になっているそうですが、見た目あまり気になりませんでした。
で、気になるのは味わいですが、実際どうなんでしょうか!?
先ずは定番のお湯割りで・・・。ややほんのり甘い香りがして、口に含むと刺激の少ない優しい感じがしました。そしてのど越しに辛口の余韻が残りました。次は連日暑い日が続いているので、冷蔵庫で冷やした水で割って飲んでみました。お湯割りのような甘い香りは感じられないものの、口の中で温まるにつれて甘みが強まりました。冷水割りは口当たりが良く、暑い夏には最適な飲み方だと思います。お勧めです!!

[メモ] 25度 原材料:さつまいも(鹿児島県産頴娃紫)、米麹(国産米)
     粗ろ過 うすにごり焼酎
     濱田酒造株式会社 傳蔵院蔵
     鹿児島県いちき串木野市西薩町17-7
    http://www.hamadasyuzou.co.jp/

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ワイン・Take-Bow(たけぼう)

Takebow20172このブログでは何回か取り上げてますが、「Take-Bow(たけぼう)」ワインは、山梨県甲州市のまるき葡萄酒(株)の【マイワイン・システム】による白ワインです。
ここで【マイワイン・システム】とは、甲州種の白ワインを辛口と樽熟成の2コースについて(例えば、辛口コースは100本、樽熟成コースは60本、など)、申し込んだ後5年間蔵出しする権利を購入するものです。このシステムにはラベル印刷サービスがあって、ラベル(例えば結婚記念日や孫の誕生記念、など)を作成してメールで送ると、蔵出しワインに貼り付けてもらえる特典があります。つまり唯一つのワインが手にすることができるのです。
しかしこの【マイワイン・システム】、45年前の1972年に始まったのですが貯蔵庫のスペース確保が難しくなったそうで、2016年8月に2015年度分をもって終了するとの連絡がありました。確かにワイナリーにとっては5年間の貯蔵分を毎年確保し続けるのはなかなか難しいのでしょう。
ところで、毎回ラベルのデザインを考えるのは意外と難しいものです。
Takebow20171もともとデザインの才能が無いのだから毎回苦労してます。まるきワイナリーの建物はモダンな洒落たもので、ワイナリーの門柱?には大きなワインボトルが設置されているので、この光景をラベルに取り入れることにしています。そうすると後は、背景とか字体を決めるだけなのに、認知症が始まった・・・と思う・・・私には毎回かなりの負担となっております。あれこれ考えて今回の「Take-Bow」のラベルは、庭に生えている半夏生(はんげしょう・季語、
初夏に咲く草花の名前でもある)を背景に使ってみました(写真右)。背景を全体にぼかしてみましたが、何の草花か分からなくなってしまいました・・・。
さてまるきワイナリーでは、ブドウの木の栽培に「不起草生栽培」法を取り入れてます。この方法は土地を耕さないのを基本とすることで、様々な微生物が住みつき悪い菌による土壌の病害を防ぐものです。更に羊を放し飼いにして羊が雑草を食べその糞を肥料にすることで持続的なサイクルを可能としています。
Photo_2このようにまるきワイナリーではブドウの木の栽培に努力を続けていますが、全国的にみるとブドウの苗木不足が問題となっているようです。新聞記事によると酒造メーカーはワインの醸造を倍増しようとしているものの苗木が不足していて、栽培農家も一過性のものではないか?との疑念もありブドウの苗木不足は当分続きそうだ、というのです。東京五輪を控え和食が注目されていて、私は国産ブドウ苗木からつくられる日本ワインは和食に合うと思うので、日本ワインの増産が期待されますが、なかなか思うようには行かないようです。
さて肝心のワインはどんな味わいでしょうか?さっそく試してみましょう!
開栓した直後はそんなに香りは強くないように感じました。そしてやや味が無いというか淡白なものでした。そこでしばらく時間をおいてから飲むと辛口の味わいが出てきました。2015年収穫の甲州種ブドウなので、まだ若いワインだからでしょうか?
冷蔵庫で冷やして飲みましたが、開栓後しばらく時間をおくことで適度な温度となり、しかもとんがった味わいがまろやかになるように思いました。

[メモ] 12%、甲州種、2015年収穫
     まるき葡萄酒株式会社
     山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488
     http://www.marukiwine.co.jp/

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