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イタリヤ・ワイン

Italianwine1このブログではいろんなアルコール類をとりあげてますが、ワインは相対的に少ないと思います。・・・で何故かと言うと、正直に言って『ワインは良く分からない。』からです。
もちろんワインを理解するためにワインに関する著作を読んでおり、なかでも辻静雄著「ワインの本」(新潮文庫)は私のような初心者にはちょうど良い入門書でした。この本が出版されたのは35年前の昭和57年で、その後ワインの世界ではカルフォルニア、ペルーやチリなどのいわゆる【ニューワールド】のワインが評価されるようになりました。ワインの選択肢が増えたのは喜ばしいことですが、私にとってワインの選択はますます難しいものになったのです。さてこんな私が最近【横着な】方法でワインを選ぶ方法を見つけました。
Italianmapそれはデパートが年に数回提供する「リカー・セレクション」で、ワインを選ぶことです。ワインは、例えば【シャブリ生産者別飲み比べセット】、【ボルドー・グレートビンテージ赤ワインセット】、【スペイン濃厚赤ワインセット】、などなど。これ等のワインはデパートのバイヤーが選んだので当たり外れがないし、未知のワインを知る機会にもなります。・・・ということで今回【イタリア10州10品種赤ワインセット】を取り寄せてみました。この中で私が気に入った赤ワインを3本紹介しましょう!!
Iwinechianti最初はトスカーナ州の「フロレジア・ヴィオラ・キアンティ」です。
トスカーナはイタリア半島の中西部にあり州都はフィレンツェで、イタリア・ルネッサンスの中心地。日本人には馴染みの深いピサの斜塔や古都シエーナなどがあります。この地方ではワインの他、オリーブ、小麦などが栽培されています。なお赤ワインは「キヤンティ」の名が付けられています。ラベルは深い青色が基調のエレガントなデザイン!格付けはイタリア・ワインの最高級DOCGです。ワインセットにこうした高い格付けのワインが入っていると、なんだか得した気持ちになります。
テイストはなめらかな口当たりでラベルと同じくエレガントな味わいでした。
Iwinechunky次は、プーリア州の「チャンキー・レッド・ジンファンデル」です。
イタリアは国の形がブーツにたとえられますが、プーリア州はブーツのカカトになりアドリア海を隔ててギリシャに向き合っています。山岳がほとんど無く平野と丘陵だけで肥沃な平原が広がっているとか。ラベルを良く見ると【象】が自転車に乗って鼻で「赤」と書かれた旗を振っているというユーモラスなものです。それにしても何故【象】がラベルに?!調べてみましたが、良く分かりませんでした。
口にしてみると、果実の香りがしてフルボディと言うんでしょうか、しっかりした味わいでした。ワインの格付けは記載してありませんでしたが、美味しいワインでした。
Iwineciroそして最後は、カラブリア州の「チロ・ロッソ・クラッシコ」です。
カラブリア州はブーツのつま先にあたり、地中海性気候でブドウ栽培が盛んな地域です。そのためでしょうか、ラベルは青い空とブドウ畑をイメージしたカラフルなもので、フランス・ワインの正統的なラベルとは違って開放的な感じがします。なお州内の90%が赤ワインを栽培しているとか。このワインにはDOCというDOCGに次ぐ格付けがされています。
香りが豊かなワインでフルーティな、そして軽快でエレガントな味わいでした。

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ウィスキー・Platte Valley(プラット ヴァレー)

Plattvalley1久しぶりにウィスキーを飲んでみました。
アメリカ・ミズーリィの「Platte Valley(プラット ヴァリー)」です。ラベルには【100%Corn】との表示がありました。【Corn】つまりトウモロコシ100%のウィスキーなのです。トウモロコシを原材料とするのはアメリカではバーボン・ウィスキーがよく知られています。ではこれはバーボン・ウィスキーなのか?バーボンとの違いは何なのか?・・・調べてみると・・・アメリカの法律によると原材料のトウモロコシが51%以上ならバーボン、80%以上であればコーン、と称することが出来るとされています。ここで紹介する「Platte Valley」は100%なので、当然コーン・・・トウモロコシ・ウィスキー?!・・・と呼ぶのでしょう!!
Plattvalley3_2さてこのウィスキーを造っているのはMcCormick(マコーミック)蒸留所です。この蒸留所は1856年現在地に設立されたのですが、この地は地下水が湧き出る泉があったのが決め手になったそうです。日本酒もそうですがやはり【水】は醸造にとって大切ですね(写真はFaceBookから借用しました)。
設立当初はウォッカの蒸留が主力で他にアルコール飲料の輸入をしていて、3代目のオーナーの時に現在の社名マコーミック蒸留所に改めたそうです。この蒸留所が大きく発展したのは1992年マイク・グリーサー(Mike Griesser)が就任してからで、当時社員が35名、売り上げが5000万ドルだったのが、14年後の2006年には186名、15000万ドル、と約3倍の規模になりました。
Singlegrainところで「グレーン・ウィスキー」なるものをご存知でしょうか?
『シングルモルトを愉しむ』(土屋守著、光文社新書)によると1800年代に連続式蒸留器が発明され高アルコール度のウィスキーが製造されるようになりました。連続式ではアルコール度数94.8%なるものも実現可能ですが、でもこんなに高いと没個性的になってしまうとか。当時『モルトは癖が強く、一方グレーンは味もそっけも無い』との評判でした。ならばモルトとグレーンを掛け合わせてみてはどうだろうかという発想をした人物がいて、トライしたら風味も安定し旨いウィスキーが出来ました。以来グレーンウィスキーは専らブレンド・ウィスキーに使われるようになったのです。そして当初は小麦や大麦が使われていたのが、安価なトウモロコシが原材料として使われるようになったのです。
なお一例として、サントリーの角瓶のラベルを見ると、【モルト、グレーン】との表示があります。参考にアイリッシュ・ウィスキーのシングル・グレーンの写真を載せます。
Plattvalley2話が横にそれてしまいましたが、トウモロコシ・ウィスキー「Platte Valley」はどんな味わいでしょうか?
色はうすい黄色、淡黄色で、やや鼻にツンとくる刺激がありました。かなりガツン系かな?!と思って口に含んだところ、意外にマイルドでのど越しにやや辛口の余韻が残る味わいでした。
女性にもお勧めのウィスキーだと思います。

[メモ] 40%、100% Straight Corn Whiskey
    Selected & Bottled by McCormick Distilling Co.
    Weston, MO

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