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芋焼酎・霧島 志比田工場原酒

Kirishimag1今回は【黒霧】や【白霧】と呼ばれる霧島シリーズで有名な霧島酒造の「芋焼酎 霧島 志比田工場原酒」をとりあげます。ラベルには【原酒】という文字が大きく書かれており、筆記体で「Kirishima Shibita Distillery Row Spirits」の文字も!
外国の方を意識したラベルと見受けました。
ラベルにはアルコール分36%となってます。一般に焼酎は25%か20%なので、36%は確かに高いアルコール分です。でも原酒と言うからにはもっと高いのでは?との疑問がわきます。一体全体「原酒」の定義はどうなっているのでしょうか?我が国ではアルコール類は【酒税法】で決められていて、焼酎は次のように定められています。
①ウィスキーと区別するため、発芽した穀類を使用しないこと。
②ウォッカと区別するため、白樺の炭などで濾過しないこと。
③アルコール度数は、連続式蒸留の場合36度未満、単式蒸留の場合45度以下とすること。   などです。
一般に何回も連続して蒸留すると度数は上がっていきます。例えばウィスキーの仲間にグレーン・ウィスキーがありますが、これは連続式蒸留法でアルコール度は94.8%に達するとか。こうなるとアルコール度は高いものの風味は無くなり没個性になってしまうそうです。このため連続式蒸留による焼酎の度数は36度未満と決められています。一方単式蒸留法では風味豊かな個性的な焼酎が特徴ですが、アルコール度を高めれば良いというものではないそうです。例えば原酒で40度と60度のものを考えると、水分はそれぞれ60%と40%になります。香味成分が水分中にあると考えると、水分が多い原酒40度の方が香味分が60度よりも高くなるので、原酒のアルコール度が高ければ良いとは限らないのです。
こうしたことから単式蒸留方式は45度以下と定められたそうです。
こうした税法上の規定を頭に入れて、今回の「霧島 志比田工場原酒」を見ると『アルコール分36%、単式蒸留』となっています。これはどういうことか?ホームページを見ましたが特に説明はありませんでした。
まぁ、45度以下までアルコール分を高く抽出できるけど、36度(%)がちょうど風味との兼ね合いで丁度良いバランスだったから、かもしれません。
Kirishimag2さてこの「霧島 原酒」は、原材料に南九州産さつまいも「黄金千貫」を、仕込み水に「霧島裂罅(れっか)水」を使っているとか。ここで【裂罅】という難しい言葉が出てきましたが、これは「さけめ」とか「われめ」の意味で、都城盆地の地下に溜まった霧島山麓の伏流水が湧き出ている水を仕込み水として使っているとのこと。
さてこの「原酒」の飲み方のお勧めはストレートだそうです。
なるほど、『ストレートでも飲みやすいようにアルコール分を36%にしたのだろう』と納得しました。いつも焼酎はお湯割りで試すのですが、今宵はストレートで飲んでみましょう!
ウ~ン、最初に少し甘味を感じましたが、口の中で温まるにつれてしっかりとした味わい・コクを感じました。正にストレートで楽しめる芋焼酎でした。原酒の法定上の最高度数45度(%)にしなかった霧島酒造の商品企画に納得です。

[メモ] 36%、原材料:さつま芋、米こうじ(国産米)
    霧島酒造株式会社
    宮崎県都城市下川東4-28-1
    http://www.kirishima.co.jp/

【余談】 うまいもので飲む「うまいものはうまい」
KirishimagobouKirishimakinako  霧島酒造のホームページに、上記のコーナーがあります。このコーナーでは宮崎県の野菜などの特産品や食べ物を紹介しています。焼酎を飲みながらこれ等の特産物をいただくのも良いかもしれないと考え、私の独断で都城市の物産を紹介します。
先ずは【元気坊】で、都城特産こぼうのしょうゆ漬けです。
Kirishimasoba焼酎・お湯割りのつまみに良いでしょう。次はメインに【きなこ豚】です。これは豚を生育するのにきな粉とトウモロコシ等をブレンドした飼料を使っているとか。
そして最後の締めは、地元の【手打ちそば】を食べましょう!

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