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芋焼酎・不二才(ぶにせ)

Bunise2鹿児島県の佐多宗二商店が造っている芋焼酎「不二才」は私の好きな芋焼酎の一つです。
これまでに2回(2006年12月と2009年10月)このブログで取り上げています。今回取り上げるのは、この酒造が従来からの【直接加熱蒸留器】(写真左)の他に【間接加熱蒸留器】(写真右)も導入しているとのことなので、これらの蒸留器の特徴や違いを紹介しようと思います。
Bunise4Bunise5芋焼酎の場合、材料のさつま芋を蒸し麹を加えて麹菌の作用で発酵させます。この状態を『もろみ』といい、日本酒の場合・・・もちろん原材料はお米・・・【もろみ】から日本酒を搾り出しますが、焼酎ではこの【もろみ】を加熱しアルコール分を蒸留・抽出します。・・・でこの加熱を直接行う方法は古くからあって【もろみ】の中に直接蒸気を入れて粘性のある芋焼酎のモロミを攪拌しながら加熱・蒸留するものです。これに対して間接加熱蒸留法は、蒸留釜が2重構造になっていてモロミが入っている釜の外側に加熱した蒸気を送って間接的にモロミを加熱・蒸留する方式です。蒸留後の特徴としては、直接加熱では蒸気を釜の中に入れるので蒸留後のモロミの量が増えます。一方間接蒸留ではアルコールが揮発した分だけモロミの量が減ってしまいます。
1908年(明治41年)創業のこの酒造では、昭和62年以降順次直接加熱蒸留器を導入し現在5基が、そして平成18年から間接蒸留器を設置し現在は3基稼働しています。つまり全部で8基の蒸留器が焼酎造りに励んでいるのです。
Bunise3さて、加熱方式の違いで焼酎の味わいは変わるのでしょうか!?
『蒸留してしまうんだから味わいに違いは無いんじゃないかな?』と私は思うんですが、どうでしょうか。実は私のような疑問?に応えるためでしょうか、酒造では【Complete Box】という商品を出しています。これは同一日に仕込んだモロミを同じ日に8基で別々に蒸留した焼酎をパッケージにしたものです。これを飲み比べれば私の疑問も晴れると思いますが、その結果は後日に・・・
さてこの「不二才」、蒸留方法は明記されてませんが、どんな味わいでしょうか?
お湯割りにして飲んでみましたが、意外と優しい味わいでした。以前飲んだ時の印象はしっかりとしたガツン系でしたが・・・。「不二才」とは、鹿児島県の方言で「ぶ男」という意味だそうです。なのでこの「不二才」は顔は悪いけど心は優しい・・・まるで私のような・・・焼酎と言えそうです。

[メモ]  25度 さつま芋(南薩摩産黄金千貫)、米麹(タイ産米)
      有限会社 佐多宗二商店
      鹿児島県南九州市頴娃町別府4910番地
      Tel 0993‐38‐1121  http://www.satasouji-shouten.co.jp

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