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ウィスキー・The Irishman

Irishman1今回取り上げるのはアイルランドの「The Irishman」です。
それにしてもこの名前・ネーミングは何と言えばいいのか・・・
【アイルランド人?!】・・・ウィスキーの名前としてどうなのか。それに【アイルランド人】というなら「The Irish」とか「Irishman」じゃないかな・・・と私のつたない英語力で思うんですが・・・ で、
このウィスキーの成り立ちについてネットで調べてみました。
ウィスキーの元となる蒸留技術自体はメソポタミアに発し、酒の蒸留は地中海沿岸とかエジプトで始まったと言われてます。その蒸留法が地中海沿岸を経由しスペインにわたり、更に海を渡ってアイルランドに到達。その後北アイルランドの小王国を治めていたスコット族が、5世紀末ごろ対岸のスコットランドのキンタイア半島に移住し、移住とともにウィスキーの蒸留技術も英国に渡ったと言われています。・・・なのでウィスキー造りの歴史はアイルランドの方がスコットランドよりも古いのです。
なお記録に残る文献では、1405年にアイルランドの部族長がクリスマスに飲みすぎて死去したとの文書があり、また1494年のスコットランド財務省の文書にはウィスキー造りの許可を与えるとの記述があるそうです。・・・アイルランドの文献はホントかな?と思いますが、Walshウィスキーのホームページに載っています・・・。
Walsh_distilleryBernard_rosemary_walshさてこの「The Irishman」は、アイルランドの首都ダブリンから南西にあるWalsh蒸留所で造られてます。実はこの蒸留所!元となる会社設立が1999年と新しく、当初Irish Creamというウィスキーとクリームとコーヒーを組み合わせた酒類を扱っており、その後2006年にウィスキーの製造に乗り出したのです。この蒸留所のオーナーはバーナード/ ローズマリー・ウォルシュ夫妻です(写真)。、ハンドメイドで19世紀と同じ蒸留法で行っているとか。夫妻の哲学は『1800年代黄金期であったアイリッシュ・ウィスキーの再現を試みる。と同時に新しい時代に即した技術革新を導入し、新たなレガシーを創出する。』とのことです。
Irishman2このように『アイリッシュ・ウィスキーはスコッチ・ウィスキーよりも歴史があるのだ!』というアイルランド人の自負が夫妻の話から伺えます。そしてこうした哲学を知った上で、このウィスキーのネーミングについて考えると、あえて「The Irishman」と【the】を付けたのは、スコットランドよりも古くからウィスキーを造っていたという自負と共に「アイルランド人が造りだしたもの」という意味をこめたのではないか?!と・・・まぁ、これは独断と偏見ですが・・想像します。
Irishman3さてアイリッシュ・ウィスキーの特徴ですが、3回蒸留を基本としていて、原料の大麦から麦芽を造る際の乾燥にはスコッチ・ウィスキーのようにピート(泥炭)を使わず石油や木材等を燃やします。従ってスコッチの特徴であるピートによるスモーキーな風味はありませんが、とても素直な味わいと言われています。
更にこの「The Irishman」はオーク樽とシェリー樽でそれぞれ熟成され、最大6000本という少量一括生産方式を採っています(右の写真のバッチNoを参照)。
ではどんな味わいでしょうか?!早速試してみました。
ウィスキーはやや赤みがかった濃い黄金色をしていて、かなり刺激の強い香りがしました。口に含むと最初舌先にはやわらかい感触でしたが、口の中でウィスキーが温まるにつれて全体に刺激が強まりました。
夫妻の熱い想いを感じさせるウィスキーです。

[メモ] 40%、
     Small Batch Irishwhiskey Batch No 1402/2014
Walsh Whiskey Distillery  http://www.walshwhiskey.com

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