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芋焼酎・土竜(もぐら)

Mogura1さつま無双(株)の「芋焼酎 土竜」を飲んでみました。
それにしても「もぐら」のことを何故【土竜】と書くのでしょうか?土の中で生きる生物だけど体長が小さく、とても【竜】というイメージには程遠いですし・・・。調べてみると【土竜】というのは本来「みみず」のことで、16世紀中国の『本草綱目(ほんぞうこうもく)』という薬学の書籍で確認出来るそうです。一例として「みみず」から造られた漢方薬に「赤竜」や「地竜」の名があるとのこと。・・・どうやら近世以降に漢字の誤用があって本来の「みみず」が「もぐら」となってしまったようです。それでもなぜ、あの小さな「みみず」に【竜】の文字が当てられたのか、という疑問は残りますが・・・
おっといけない、私の悪い癖で話が冒頭から横にそれてしまいました。
Mogura2さて今回の「芋焼酎 土竜」は、良質のさつまいも黄金千貫が入った時に仕込むそうで、ラベルには【さつま無双記念古酒 荒濾過】と表示されてます。
普通焼酎を蒸留した後、原材料から生じた雑味成分を除くため濾過します。「土竜」シリーズには無濾過のものがありますが、これは良い意味での「土くささ」が感じられる仕上がりになっているそうです。今回は荒濾過なので、無濾過ほどのインパクトはないかもしれません。その代わり飲みやすくなっているかも・・・。
Satsuma12この酒造「さつま無双」は、製造法にもこだわりをもっていて、蒸留器には木樽を使い、貯蔵には樽、甕壷、タンクを使用しているそうです。特に蒸留器は木樽はせいぜいもって5年だそうですが、蒸気がやわらかく杉の木の香りが移り芋本来の甘みとまろやかな味わいを生み出すことが出来るので使用しているそうです。また仕込み水の受水槽に抗菌性に優れ水温を安定させる効果がある木樽を使っているとのこと。
Satsuma14更に素焼きの甕には無数の気孔があるので、この気孔に詰まった空気によって熟成が進むと考えられていて、外気の影響を避けるため地中に埋設してあるそうです。
このようにさつま無双(株)は【こだわりの酒造】と言えそうです。
そういえば、焼酎のネーミングにもこだわりがありますねぇ・・・例えば「蟇目(ひきめ)」、「坐忘(ざぼう)」、「竈(かまど)」、などなど。私には読めないし意味がわからない名前が多くて・・・
さて、「芋焼酎 荒濾過 土竜」は、どんな味わいか!?
先ずは定番のお湯割りで・・・甘い芋の香りがしてGood!口に含むと柔らかくやさしい感じがしましたが、のど越しには辛口の余韻が残りました。ほんとに芋らしい芋焼酎でした!!
次にロックで試してみました。香りは弱くなりましたが、口に含んで温まると辛口の味わいが強まりました。ロックは口当たりが良いのでついついグラスを何杯も重ねてしまいました。もぐらはおとなしい小動物と言われてますが、こちらの「土竜」は飲みすぎると暴れだしますね!要注意です。

[メモ]  25度、さつまいも、米こうじ
      焼酎ネゴシアン さつま無双株式会社
      鹿児島市七ツ島一丁目一番十七
      Tel 099-261-8555    http://www.satsumamusou.co.jp

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マイワイン・TAKE-BOW(たけぼう)

Takebow2016山梨県甲州市勝沼町はワイン造りで有名です。
その中で【まるき葡萄酒(株)】は早くから(1970年)マイワイン・システムを導入しています。マイワイン・システムとは、醸造するワインの一部を個人に販売するもので、契約者からみるとワイナリーが醸造するワインを自由に(ただし契約時から5年以内に)蔵出しする権利を得るシステムといえます。私の場合、2008年に最初の契約をし、続いて2011年に再契約をしました。
私は2011年12月に契約したので今年の12月まで有効ですが、今年契約だとワインの醸造期間を考慮すると蔵出しは来年の9月以降になります。つまり約1年弱蔵出しが出来ないことになります。こうした事態を避けるため、契約期間終了の1年前に再契約することが望ましく、私は昨年契約を済ませました。
従来のマイワイン・システムでは、Aコース(辛口、100本)とBコース(樽熟成、60本)の二つでしたが、昨年Cコース(辛口、50本)が新たに加わりました。実はそれまでは、二つのコースから選ぶしかなかったので、私は樽熟成で経年変化を楽しむためBコースを選んでました。でもCコースが出来たので、毎年は難しいにしても2、3年毎に申し込んで、収穫年によるワインの違いを楽しむことが出来るのではないかと考えて、Cコースを申し込みました。
Marquisさて今回の蔵出しに当たって、マルキワイナリーの赤ワイン「ラフィーユ 樽 甲斐ノワール」(写真左)と「いろ ベリーA」(同右)も取り寄せてみました。
「ラフィーユ 樽 甲斐ノワール」の【甲斐ノワール】は、ブドウ品種ブラッククイーンとカベルネソービニオンを交配して出来た醸造専用品種で、「甲斐」の文字が冠してあるように山梨県産の赤ワイン専用品種です。しかも樽熟成しているので、複雑な味わいを感じることが出来るとか!
一方「いろ ベリーA」は、日本を代表する赤ワインの品種であるベリーAを使った赤ワインで、ラズベリーやイチゴジャムを思わせるアロマを感じることが出来るそうです。
それぞれに個性がある赤ワイン!!・・・果たしてどのように感じることが出来るのか?楽しみでもあり不安でもあります。
先ずは「TAKE-BOW」を試してみました。樽仕込みから4年半が過ぎ熟成がすすみ白ワインというより黄金ワインというのがふさわしいくらい黄金色になりました。甲州種は辛口系だと思いますが、開けたばかりのワインは少し荒々しい感じで辛口のガツン系・・・ワインのテイストでこういう言葉が相応しいかわかりませんが・・・でした。でも開栓後一晩寝かせておくとまろやかになったので、飲み始めはグラスを振ってワインを空気に良くなじませるのが良いかもしれません。
なお2種類の赤ワインは、まだ飲んでいないので後程紹介したいと思います。

[メモ]  ①TAKE-BOW     甲州種、  2011年、12%
      ②ラフィーユ 樽 甲斐ノワール   2014年、12.5%
      ③いろ ベリーA              2014年、12.5%
     
   まるき葡萄酒株式会社 山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488
          Tel 0553-44-1005 http://www.marukiwine.co.jp   

【余談】 ステルバン(スクリューキャップ)
Cap     「いろ ベリーA」には、いわゆるスクリューキャップが使われています。ここで「いわゆる」としたのは、現在では「ステルバン」(スクリューキャップを40年前に開発した会社名)という名称が一般的に使われているからです。ステルバンは安いワインに使われているとの印象があり、特にコルクでは呼吸が出来るため熟成が進むので良いと言われていました。
しかし1980年代にコルクの汚染が蔓延したため、90年に熟成の問題を検証するため、コルクとステルバンで封印したワインの経年変化を比較する実験が行われました。その結果ステルバンのほうが密閉度が高くしかも健全な熟成が進んだのに対しコルクの方が酸化がすすんだ、との結果が得られたそうです。
こうした結果から、ステルバン(スクリューキャップ)の採用がどんどん広がっているとのこと。そして現在ではプラスチック製やガラス製のものも開発され、コルクの使用が少なくなってきているそうです。

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