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ウィスキー・グレンマレイ(Glen Moray)

Glenmoray1久しぶりにスコッチ・シングルモルト・ウィスキーの「グレンマレイ(Glen Moray)」を飲んでみました。スコッチのシングルモルトは歴史のあるものが多くて、今回の「グレンマレイ(Glen Moray)」も1897年創業ですから、100年以上の歴史があります。蒸留所はスコットランドの北海に面したスペイサイド地域にあり、この小さなエリアに大小様ざまな蒸留所・・・50余と言われている・・・がひしめいています。
なぜこの狭い地域に多くの蒸留所があるのでしょうか?先ずスペイサイドには大きなスペイ川のほか多くの川があり、従って渓谷も多く水に恵まれていることが挙げられます。・・・なおスコットランドの古い言葉・ゲール語で「谷」をGlen(グレン)と言い、GlenFiddich(グレンフィディック)、The GlenLivet(グレンリベット)、そして今回のGlen Morayなど、Glenを冠したシングルモルトは多数あります。そしてもう一つ、この地ではウィスキーの原料である大麦は良質のものが収穫できるとのことです。更にもうひとつ・・・この地でウィスキーの密造が盛んだったこともあると私は考えています。
Glenmoray02実はこの密造には歴史的な背景があります。1707年、スコットランドはイングランドに併合されました。スコットランドの人々は支配に逆らい二度にわたって反乱を起こしましたが、1746年に完全に敗北し徹底的に弾圧されました。その当時弾圧された人たちがスペイサイドに逃れ、生活のためにウィスキーの密造を始めた、と言われてます。
つまり当地は原料である水や大麦に恵まれたほか、反逆者をかくまい原材料を提供した地元の人々とともにウィスキー造りがひそかに行われてきたのです。
その後時代とともにウィスキー造りは合法化され、スコッチウィスキー、シングルモルトなど、今日の世界的な評価を得ることとなったのです。
さてここで簡単にグレンマレイ蒸留所の歴史を振り返ってみましょう!
Glenmoray3先に述べたように創業は1897年ですが、実はそれ以前1828年にビール製造を始めています。それはこの地で良質の大麦が収穫できたからでしょう。そしてウィスキーがブームとなったので、1897年にウィスキー蒸留所に転換したそうです。その後1910年にいったん閉鎖され、1920年に再開。蒸留所のオーナーも変遷し今はフランスの会社が所有しています。現在設備の拡充を行い、生産量は2012年330万リットルだったのが、2016年には550万リットルを見込んでいるそうです。
さてこの歴史ある蒸留所!ただ伝統を守るだけでは無いようです。1958年から20年間、サラディン式という製麦法(麦芽造りのこと)を取り入れてました。これは大きな部屋の床を四角に区切り、そこに大麦を入れ床下から空気を送って攪拌しながら麦芽をつくる方法で、当時としては非常に効率的であった、といわれています。
Glenmoray2グレンマレイの公式ホームページを見ると、伝統のクラフトマンシップが強調されていますが、ただ古い方法を守るだけでなくサラディン式の麦芽造りなどいろいと工夫しながら運営されているのがわかります。
では早速試飲してみましょう!
色はうすい黄金色で香りに少し刺激がありました。口に含んでも舌先に刺激がなくまろやか。ただのど越しに辛口の刺激を感じました。全体にやさしい味わいでした。
シングルモルトというと個性が強いとの印象がありますが、これは誰にでも好まれるのではないでしょうか!そういえばスペイサイドの代表的な銘柄「マッカラン」も同じようなテイストだった、と記憶してます。

[メモ]  40%、
     Glen Moray Distillery Limitted
     Elgin Scotland
http://www.glenmoray.com

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