« 日本酒・扇の舞 山廃純米酒 | トップページ | ウィスキー・TEACHER’S »

芋焼酎・黒 白波

Bshiranamiスーパーの酒コーナーで芋焼酎の「さつま白波」が目に!!
すると今から30年位前に鹿児島県の種子島に出張した時のことが脳裏に浮かびました。当時芋焼酎は東京では一般的でなく、私は生まれて初めて芋焼酎を飲んだのです。飲んだのは「さつま白波」や種子島が原産地の「南泉(なんせん)」でしたが、初印象は『なんだか臭い酒だな!』というものでした。初めて飲んだ焼酎に『びっくり!』でした。
でももっとびっくりしたことがあったのです。宿泊先は民宿とはいえ鉄筋コンクリート造り3階建ての立派なものでした。ただフロントではオーナーのおばちゃんが迎えてくれて、確かに民宿でした。そして夕食が終わった後、同僚に誘われて1階にある小さなカラオケバーに行きました。・・・でカウンターに陣どって焼酎のロックなどを飲んでいるとママさんがやってきました。するとママさんは出迎えてくれたあのおばちゃんだったのです・・・かなり厚化粧で割烹着を派手派手のドレスに着替えて・・・正に『びっくり、ポン!!』でした。
・・・と、まぁ、「さつま白波」にはあまり良い印象はありませんでしたが、黒麹仕立ての「黒 白波」が横にあったので今回はこちらを飲んでみることにしました。
Bshiranami2さてこの「黒 白波」は鹿児島県の薩摩酒造のものですが、この酒造は枕崎市にあります。枕崎と言えば、・・・私の急速に衰えつつある脳細胞の片隅に・・・戦後大きな被害をもたらした【枕崎台風】の記憶があります。地図で見ると薩摩半島の南端にあって、近くには坊津があります。坊津はその昔遣唐使が出発したり南海貿易の拠点として栄えました。また奈良の唐招提寺を建立した鑑真和尚がたどり着いた地とされています。
枕崎から坊津にかけてはリアス式海岸で断崖が入り組んだ地形となっており、土地は狭く貧しいため農耕に適していません。明治以降、焼酎造りが始まると一部の人は焼酎造りの杜氏として土地を離れて外に活躍の場を求め、「黒瀬杜氏」という技能集団が出来ました。もちろんシラス台地がさつま芋を育て地下に焼酎造りに最適な水を蓄える機能を果たしたことは言うまでもありません。こうして大地の恵と技能集団として生きる術しかなかった人との係わりが【さつま焼酎】というブランドを創り出した!とも言えます。
さて「黒 白波」はどんな味わいでしょうか?
定番のお湯割で試してみました。ほんのり甘い香りがして芋焼酎だと感じさせました。黒麹仕込みだからしっかりした味わいかと思ったら意外にまろやかで飲みやすいものでした。30年前の強烈なインパクトはなく、無骨な味わいが洗練されたものとなり、ちょっと寂しい気がしました。

[メモ] 25度、さつまいも(鹿児島県産)、米こうじ(国内産米)
     黒麹仕込み
     薩摩酒造株式会社
     鹿児島県枕崎市立神本町26

Bshiranami3_2【余談】  3つの表示マーク
  裏側のラベルには3星ではありませんが、マークが3つ並んで表示されてます。
Img_mark01_1_2  ・薩摩焼酎マーク
   国際的な取り決めである原産地を示す地理的表示で、原料は全て鹿児島県産でかつ県内で生産されたものであることを条件に認定。


Img_mark03_2  ・南薩摩・本格いも焼酎マーク
   開聞岳と鹿児島県の地形をパターン化したもの。
薩摩焼酎マークと南薩摩・本格いも焼酎マークは重なる部分が多いようですが、商品を買う時の参考になると思います。


Img_mark02_2  ・ふるさと認証食品マーク
   農水省が定めた基準に適合した食品に付けられる。
赤字はEをデザインしたもので、Excellent(優秀)、Exact(正確)、Ecology(エコ)の頭文字からとったとのこと。
  


|

« 日本酒・扇の舞 山廃純米酒 | トップページ | ウィスキー・TEACHER’S »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/52712/62653742

この記事へのトラックバック一覧です: 芋焼酎・黒 白波:

« 日本酒・扇の舞 山廃純米酒 | トップページ | ウィスキー・TEACHER’S »