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麦焼酎・宇佐ぼうず 道中

Usabo1ずらっと焼酎が並んだ棚を見ていたら「宇佐ぼうず 道中」が目に!
『はて?宇佐のお坊さんが旅の道中で飲んだという逸話から付けたのか??』と思い面白いので買ってみたのです。でもネットで調べてみるとどうやらお坊さんの話ではなくて、大分県宇佐平野で取れた「はだか麦(正式には六条大麦から派生した大麦のこと)」を【ぼうず麦】とか通称【道中】と呼んでいるとのこと。
・・・なぁんだ、わかってしまうととても素直なネーミングと言えます。
さてここで大麦について復習をしておきましょう。
Oomugi大麦はビール、ウィスキー、そして焼酎の原料であり、酒飲みには大変お世話になっている穀類です。大別すると二条大麦と六条大麦とがあります。ここで「条」とは「大麦の穂が何列ある、という意味ではない。」とのこと。でも英語表記では例えば六条大麦は、【six row barley】と列を表す単語rowが使われているんです。一体どうなっているのか?調べをすすめると、大麦の穂は基本的に六列で実る穂が何列あるかによって二条、六条の区別がされているとのこと。
そして【二条】は列が少ない分種子は大きく粒がそろい醸造の管理がしやすいのでビールやウィスキーの原料として使われており、一方【六条】は種子は小さいが全体の収穫量は多く食用や焼酎造りに使用されてます(なお二条大麦を使う麦焼酎もあるそうです)。
更に【ハダカ麦】という品種ですが、これは六条大麦の変異種です。ふつう六条大麦は皮と実が糊状のもので固着しているのに【ハダカ麦】は糊状のものがなく、簡単に皮が剥がれることからこの名前になったそうです。
Joutokuya「宇佐ぼうず」を造っているのは大分県宇佐市にある「常徳屋」です。明治40年創業の歴史ある酒造で当初日本酒中心でしたが、昭和59年に近隣蔵元と協業を開始し麦焼酎を専業に造るようになりました。しかし平成15年に協業を解消し一本立ち。現在の社名に変更し、「第二の創業」として頑張っているのです。現在会社の中心はまだ30代の中園誠氏で、個性的でクオリティの高い麦焼酎造りに定評があります。
Usabo2さて「宇佐ぼうず 道中」には、『豊前の国宇佐産裸麦 焙煎薫蒸醸し』と表示されてます。この焙煎薫蒸とは、二次仕込みの時焙煎したハダカ麦を投入し発酵させることで、蒸留直後は焦げ臭い匂いしかしなかった麦焼酎が貯蔵熟成することで焙煎した麦の香りがするようになった、ことから命名したそうです。
どんな効果が出ているのでしょうか?早速試飲してみました。
お湯で割るとちょっと独特の香りがしました。・・・何というか、麦を焦がしたような匂いでしょうか、独特の味わいで好き嫌いがあるかも・・・。でも口に含むとまろやかで辛口の焼酎でした。

[メモ] 25度、原材料:宇佐産ハダカ麦、宇佐産ハダカ麦麹
     常圧単式蒸留、焙煎薫蒸醸し
     有限会社 常徳屋酒造場
     大分県宇佐市大字四日市1205-2
     Tel 0978-32-0011

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