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日本酒・特別純米 あら玉

7月に入って梅雨空が続いてますが、暑い夏になるとどうしてもビール中心となりがちです。特に日本酒は温かいものよりも冷やして飲みやすいものを選びがちになります。
今日は冷酒で美味しく飲める日本酒を探してみました。
Aratama1街の酒屋さんをひやかしていると「特別純米 あら玉」が目に留まりました。この酒屋では地方のあまり知られて無い酒造のお酒を取り上げているので、私は時々チェックしています。このお酒は山形県の和田酒造のもので、原酒でアルコール分が17度以上18度未満と高くてロックが合いそう!しかも青が基調で花火があしらわれたいかにも夏らしいラベル!、と暑い夏にぴったりと考えて選びました。
ところで先日テレビを何気なく見たていたら、日本酒の現状についてレポートしていて、国内の消費が伸びていないとのこと。これは酒造好適米の生産が減少傾向のほか、外国への輸出が増えたことも要因となっているそうです。そして番組では日本酒増産にむけた取り組みとして、酒造好適米の増産のほか二つの酒造のユニークな取り組みを紹介してました。
ひとつは福島県二本松市の【大七酒造】(1752年創業)の取り組みです。今までの精米方法では精米後の米は球形となったものを、楕円球形に削る技術【超扁平精米技術】を開発して、精米後の容量を増やして原材料の利用効率を高めたというのです。
一方新潟県の【尾畑酒造】(1892年創業)では、通常行う秋から冬にかけて行う酒の仕込みを、廃校となった校舎を利用して巨大エアコンを設置し夏場に冬を再現し、酒の仕込みを年2回おこなっているとのこと。どちらも創業から100年以上続く老舗ですが、技術開発とアイディアで新たな取り組みをしているのですね。
Wadashuzouさて本題の「特別純米 あら玉」に戻りましょう!
和田酒造は山形県河北町にあって創業は1797年(江戸時代の寛政9年)で200年以上続く正に老舗です。地図で見ると河北町は山形県のほぼ中央、さくらんぼ日本一の東根市の西隣にあります。山形県はさくらんぼ生産日本一ですが、町村単位では河北町は日本一になるそうです。
更に河北町谷地は、古くから「紅花」の集積地として特に京都との交易で栄えたそうで、谷地の商人は腕と度胸があり【谷地男】と呼ばれました。こうして財を築いた者は京に倣って豪華な雛人形を飾ったそうで、現在は旧暦のひな祭りで(4月2、3日)、旧家は雛人形を自宅に飾って公開していて、それを見学に来る観光客でにぎわいます。
Aratama2さてこのお酒には『夏の火入れ原酒』との表示がありますが、この梅雨時のお酒には『梅雨の悪霊を払い、半年の汚れを流す。』という意味もあるそうです。私の今年前半の運勢はあまり良くなかったし・・・ここでぐっと飲んで半年の澱を流してしまおう!!
・・・ということで、先ずは冷酒にして飲んでみました。アルコール度が高いせいでしょうか、全体に濃厚な味わいでした。
次にロックで試しましたが、氷が溶けてアルコール分がうすまるためか、私には飲みやすくなってついついグラスを重ねてしまいました。

[メモ] 17度以上18度未満、原材料:米、米麹(いずれも国産)
     精米歩合:60%、平成27年6月製造
     和田酒造合資会社   山形県西村山郡河北町谷地甲17

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