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ウィスキー・トミントール(TOMINTOUL)

6月20日のBSプレミアムで、女優の天海祐希がスコットランドを訪ねた番組が放送されました。番組のテーマは、『たくましいスコットランドの女性』でした。番組の中では、敵対するイングランドに囚われても自己の信念を貫いて最後は処刑されたスコットランドのメアリー・スチュアート女王や、ウィスキー蒸留所の女性リーダーを取り上げてました。
ウィスキーの醸造工程には、例えばフロアモルディング【麦芽(モルト)作りのため、床に広げた麦芽をかき混ぜる作業】など力仕事が多く、男性中心の職場ですから女性のリーダーは珍しいです。・・・彼女は大麦の発芽のタイミングを見極めて指示を出したり、モルトを乾燥する時にピート(泥炭)を燃やして香り付け(スモーキィ・フレーバー)を・・・朝ドラでマッサンがこの言葉を連発していたのが懐かしいです・・・しますが、ピートの種類で使い分ける、など女性の感覚を生かしたウィスキー造りをしています。
なお海岸で採れるピートは海草を含むため薬品のような味わい、丘陵で取れるものは草花の華やかな香りがするので、彼女はこれらのピートを使い分けてウィスキー造りを行っているそうです。
Tomintoul1Tomintoul2さて前置きが長くなりましたが、今回はスコッチのシングル・モルト「トミントール(TOMINTOUL)」を取り上げます。
トミントール蒸留所は、スコットランドのスペイサイド地域、エイボン川沿いにあり、ハイランド地方では一番標高が高い村・・・といっても海抜350mだそうですが・・・にあります。グーグル・アースで見ると、エイボン川の近くに蒸留所があり南に小高いバラントゥラアン森があって、そこの湧き水を使っているとのこと。
さてスペイサイド地域には、マッカランやグレンリベットなど歴史のある蒸留所があるので、トミントールもと思ったら、実は1964年設立と意外に歴史が浅い蒸留所です。なおスコットランドでは20世紀後半になって設立された蒸留所が15あるそうです。
Tomintoul3Tomintoul4さて「トミントール」の特徴はといえば、もろみ状態で2回蒸留し更にアルコール分を2回蒸留していることと、ピートを使った香り付け(スモーキィ・フレーバー)を行っていないことです。このためこの蒸留所では、テイストを『the gentle dram(優しい酒)』とも称しています。
「スモーキィ・フレーバー」が好きな人は興味の無いウィスキーかもしれませんが、実は2年に1回の割合でピートの香りが強いトミントールの【Peaty Tang】がリリースされているようで・・・私は見てませんが・・・そちらをどうぞ!。
では早速味わってみましょう!
刺激は少なくすこし柑橘系の香りがしました。口に含むとスムースで芳醇な味わい、そして時間と共に舌の奥に刺激を感じ、その刺激がのど越しに余韻として残りました。
全体に優しい味わいで、強い個性はないものの皆に好まれるウィスキーだと思います。

[メモ] TOMINTOUL the gentle dram 40%
The TOMINTOUL Distillery Company LTD
Ballindalloch, Banffshire, Speyside SCOTLAND
http://www.tomintoulwhisky.com

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