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ウィスキー・Old Grand-Dad 114

Oldgdat3今回は、バーボン・ウィスキーの「Old Grand-Dad 114」です。
名前からすると、【Old Grand-Dad】の意味は「年とったお爺さん」!そして【114】は114歳のこと?! そういえばラベルにはひげ面のお爺さんの絵があります。それにしても114歳とはいくらなんでも高齢!!・・・で調べてみると、【114】とは年齢ではなく114プルーフ(proof)、すなわちアルコール度57%を示していることが分かりました。
バーボン・ウィスキーの名称は、アメリカ合衆国、ケンタッキィー州バーボン郡近隣で、
トウモロコシを主材料にして造られるウィスキーのことを示します。そのルーツは、スコットランドやアイルランドからの移民が見よう見真似でウィスキーを造ったことが発端だそうで、1780年代のことのようです。スコッチ・ウィスキーと比べると100年以上後になります。そしてバーボン・ウィスキーは、トウモロコシを51%から80%未満使うことと、ホワイトオーク樽で2年以上熟成する、と決められています。
Oldgdat2さてこの「Old Grand-Dad」は、1840年にハイデン家(Hayden family)が創業し、祖父のBasil Haydenにちなんでこの名前を付けたそうです。この銘柄は約170余り続く歴史あるものですが、会社はその後創業者の手を離れ、1920年からの禁酒法時代には「薬用効果のあるウィスキー」の製造を続け、その後Beam社となり更に2014年にサントリーに買収されて、現在はBeam Suntryの所有となっています。
Kinshu禁酒法時代(1920年~1933年)には、多くの蒸留所が閉鎖に追い込まれる中、「薬用効果のあるウィスキー」を造って会社を維持した。・・・ということは、多分当時の会社に知恵者がいたんでしょう!右に禁酒法時代に押収された密造酒が下水に捨てられている写真を示しますが、なんてもったいないことを!
アメリカ社会においてはアルコールの過度の乱用は伝統的に受け入れられていませんでしたが、1840年代に始まった禁酒法の運動・・・ちょうどハイデン家が創業した頃!・・・の結果、1920年に連邦禁酒法が定められて【禁酒法の時代】が始まりました。節度あるアルコール摂取をすすめる運動が、このような形で結実するのは良くないです。この法律で利益を得たのは密造酒で稼いだシカゴのギャングくらいでしょう!一般の人は何を楽しみにしてたのか!?・・・何事もバランスが肝要ですね。
さて時代の荒波を乗り越えた「Old Grand-Dad 114」は、どんな味わいでしょうか?
ずんぐりとしたボトルなので手に取った時、分厚くずっしりと重く感じました。色は赤茶けていて、いかにもアルコール度が高そうで、デザインを含め全体として武骨な印象を受けました。さっそく試飲してみましたが、ストレートはやめてオンザロックにしました。・・・アルコール度が高いのでちょっとビビリました。
香りはややきつく感じましたが、口に含むとそんなに刺激は強くありませんでした。
もちろんアルコール度は高いので、のど越しにかなり強い余韻が残りました。
全体の印象として骨太なバーボン・ウィスキーでした。

[メモ] 114Proof(57%)
    Old Grand-Dad 114
Distilled and Bottled by The Old Grand-Dad Distillery Company
Frankfort Clermont, KY

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