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日本酒・鳴海(なるか)

Naruka1今回は千葉県の日本酒を飲んでみました。
東灘醸造の「鳴海」ですが、読み方は(なるみ)では無くて(なるか)というんだそうです。【海】は「うみ、カイ」と読むのが一般的ですが、「海苔」とか「海女」などの言葉があるから、こうした読み方があっても良いのかなと思います。でもちょっと一般的でないようです。
この酒造のホームページを見ても名前の由来はありませんでした。強いてこじつければ、酒造のある勝浦市は房総半島で太平洋に面していて【海鳴り】が聞こえているから??・・・などと無責任なことを考えつつネットを見ていると、勝浦にある【鳴海神社(なるかじんじゃ)】にちなんで銘銘したそうです!・・・なぁ~んだ。なおこの神社は、江戸時代の勝浦城主が建立し400年余の歴史があるとのこと。写真で見る限り素朴な雰囲気の神社で、境内の河津櫻が丁度今(2月下旬)には見ごろになっていると思います。
Narukajinjya1千葉県の酒造りの歴史は古く、始まりは寛永年間(1624~1643年)まで遡るとのこと。佐原や神崎などの穀倉地帯を中心に酒造りが行われ、利根川や江戸川の水運を利用して一大消費地の江戸に運ばれたそうです。その後江戸幕府が酒屋運上制(いわゆる酒税制度)を取り入れたことから、企業の形態をとる酒造が増えて明治33年(1900年)には県下237軒の酒造があったとのこと。しかしその後廃業する酒造が増え、現在は40にまで減ったそうです。
東灘醸造は慶応3年(1867年)創業といいますから150年ほど続く酒造です。ただ現在生産量は少なくて年間約300石だそうです。1石が180リットルですから、1升瓶で100本。・・・なので年間1升瓶で3万本の生産量ということになります。漁業基地・勝浦市の山沿いにあって、山からの湧水を仕込み水に使い端麗でスッキリした味わいのお酒を造っていて、近年は純米酒に力を入れているそうです。
Naruka2今回飲んだ「鳴海」は、【純米吟醸 直詰め生】(赤ラベル)というもので季節限定酒です。搾りたての新酒を槽場(酒を搾る所)で瓶に直接詰めたもの。このため澱(オリ)と発酵による炭酸ガスを含んでいます。これらはいわば雑味ですが、それが逆にその酒の特長となりえるのです。
さて味わいはどうでしょうか!?
要冷蔵なので冷酒で飲みましたが、口に含むと先ず舌先に軽くピリリとした感触がありました。炭酸の刺激だと思いますが、不快な感じではありませんでした。口に含んで冷酒が温まるととろりとした感じが広がり、のど越しに少し辛口の余韻が残りました。
この「鳴海」には、ラベルが赤、青、白の3種類あってすべて直詰めではあるものの、それぞれ原材料の酒米を違えて異なったテイストに仕上げてあるそうです。
それぞれの違いを楽しむのも良いかもしれません。

[メモ] 16度以上17度未満、 原材料:秋田産酒こまち100%、米こうじ(国産米)
     精米歩合:55%、日本酒度:-4、酸度:1.5、 平成27年2月製造
     東灘醸造株式会社 千葉県勝浦市串浜1033
    

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