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米焼酎・生粋の里

Kissui1先日新聞で、居酒屋探訪家・太田和彦氏の『飲むには理由(わけ)がある』というコラムが目に留まりました。記事のタイトルは【達観の酒】というもので、年代別にふさわしい酒を列挙してありました。
・・・曰く、『ビールは青春の酒で20代が似合う。ワインは恋愛の酒で30代。ウィスキーは男同士がふさわしい40代。そして日本酒は人の情けがわかってきた50代の酒か。』と書いてありました。
ちょっとステレオタイプな発想だなぁ・・・と思いつつ読んでいくと、氏は60歳を過ぎて焼酎を飲むのが増えたそうで、『焼酎は60代がふさわしい!』とのこと。
その理由として焼酎は簡単な肴があれば良く、贅沢な美酒趣味とは無縁であり、社会的地位や経済的な成功とは無縁の60代(退職した世代を意味している?)にふさわしい、と・・・。正に焼酎は、【達観の酒】だと結論付けてました。
・・・年代別にふさわしいお酒を列挙するのは面白い試みですが、私のように古希を過ぎた人間にはどの酒がふさわしいのかな?!私は・・・【己の欲するところに従って、則を越えず】・・・ビールから焼酎までどんな酒を飲んでも(高かろうが安かろうが)、楽しく酔えれば良いと思っています。
それにしても世の中には「居酒屋探訪家」という変わった職業(?)があるんですねぇ!毎夜居酒屋を飲み歩いて、それで飯が食えるなんて!何ともうらやましい限りです。
Kissui2ということで、今宵は米焼酎「生粋の里」を飲んでみました。
この焼酎は鹿児島県加世田市の【萬世酒造】発売のものですが、
ラベルには『17年貯蔵』、更に原材料に【烏龍茶】と書いてありました。17年貯蔵に烏龍茶???一体どういうことか調べてみました。
先ず『17年貯蔵』ですが、これは森田酒蔵が最後に醸造した米焼酎の原酒を昭和60年(1985年)に萬世酒造に引継ぎ、その後商品化されたものだそうです。この「生粋の里」を購入した東京・狛江の酒店「籠屋」さんによると、店でも10年位寝かせているとのことなので、原酒からすると30年近く経ていることになります。また【烏龍茶】は、香り付けに醸造の仕込み段階で烏龍茶の茶葉を使っていて、ほんのりと烏龍茶の香りがするとのこと。
なお萬成酒造は明治32年(1900年)の創業で、薩摩半島を横断する「萬之瀬川(まのせがわ)」の萬と、地名である加世田村の世を合わせ、かつ『萬世不易』(永遠に変わらないこと)の意味を込めて酒造名としたそうです。
Syoumeikan写真は松鳴館(しょうめいかん)という、展示場を併設したこの酒造の新工場です。なお酒造の芋焼酎「燃島(もえじま)」は、このブログでも取り上げています(2010年6月)ので、そちらもご参照ください。
さてその味わいは?
香りは烏龍茶ではなくてちょっと甘い果実のような香りがしました。早速お湯割で試しましたが、ほんのりと甘い匂いがして口当たりが柔らかな味わいでした。率直に言って17年貯蔵・・・実際には30年近い・・・の結果なのかどうか分かりませんが、優しい味わいの米焼酎でした。

[メモ] 25度、原材料/米、米麹、烏龍茶
    萬世酒造株式会社
    加世田市唐仁原6139

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