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日本酒・國権 純米吟醸 秋あがり

Kokken19月に入って涼しくなり過ごしやすくなりました。これからは日本酒の季節!・・・と言うことで、この時期の定番【冷やおろし】を飲んでみたくなりました。
早速東京・狛江の籠屋さんのホームページを見ると、静岡の「開運 冷やおろし」が入荷しているとの記事が目に留まりました。
私は「開運」という名前が縁起がよく、また優しい味わいが好きで、正月用のお酒として飲んだりしてます(2011年1月4日のブログ、2011年飲み始めを参照のこと)。
勇んで籠屋さんに行ったものの、見当たらずどうやら売り切れたようです。
困っているとお店の方が、『この國権も開運に似て美味しいですよ。』と勧めてくれました。でも【秋あがり】って初めて聞く言葉です。
ちなみに【冷やおろし】とは、冬から春にかけて造られた清酒を火入れ(加熱殺菌)して貯蔵し、夏の間じっくり寝かせて熟成。そうすると土用の丑の日を過ぎた頃から円みを帯び旨みが増し香りも浮いてくる。更に秋口になり清酒が外気温と同じ位になると貯蔵の大桶から樽に詰めて出荷します。この詰め替えを冷卸(ひやおろし)ということから、火入れをしないで瓶詰をした清酒を【冷やおろし】と言うようになったのです。
では【秋あがり】とはどういうことでしょうか?・・・調べてみると『日本酒は秋の完成を目指して造る』との基本的な考えがあり、【秋あがり】とは清酒の完成した姿を言うのだそうです。つまり簡単にいうと【冷やおろし】は作業工程、【秋あがり】は完成品のことですが、今やこれ等の区別はされていないようです。
Kokken2さて「國権 純米吟醸 秋あがり」は、福島県の国権酒造のお酒です。明治10年(1877年)の創業とのこと。でも「国権」とは国家権力という言葉を想像してしまいますよね・・・創業が明治維新で殖産興業、富国強兵が盛んに言われていたので、どうやらこの名前になったようで時代背景を感じます。
この「國権」のラベルには、英語で『会津地方は雪深く、昔のままの自然、瑞々しいブナの木、透明な小川、があり、こうした中で100年以上にわたって酒造りをしている。』と書いてあります。
・・・今や地酒などと言うなかれ、世界を見つめて酒造りをしているんですね!!
さてこの「秋あがり」は、要冷蔵となっています。一般に清酒は瓶詰の前に火入れをしますが(つまり貯蔵前と合わせて2回火入れ)、商品としての【冷やおろし】や【秋あがり】は、火入れをしないで市販しています。したがって要冷蔵としているのだと思いますが、やはり日本酒は【ぬる燗】でも飲んでみたいものです。
ということで、冷酒とぬる燗の二つの方法で飲み比べてみました。
冷酒では、ほんのり甘い香りがして口の中で温まるにつれて純米らしい旨みが広がりました。のど越しは少し酸味、辛みを感じるもののスッキリした味わいでした。
次にぬる燗にしてみましたが、先ず香りが強くなって、口当たりも濃厚になりました。日本酒は温度によって味わいが変化するので、この変化を楽しむのも良いのですが、「國権 秋あがり」は冷酒の方が良いように思いました。

[メモ] 16度以上17度未満、米(国産)、米麹(国産米)
     精米歩合 50%、平成26年9月製造
     国権酒造株式会社
     福島県南会津郡南会津町田島字上町甲4037

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