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芋焼酎・赤利右衛門

Riemon今回飲んだのは芋焼酎の「利右衛門(りえもん)」の赤です。
「赤」とはさつまいもの種類の紅サツマを使っていることを意味しています。ラベルには『前田利右衛門は薩摩芋を初めて本土にもたらし、・・・云々』と書いてあります。
「前田利右衛門」とは、いったいどんな人物なのでしょうか?
早速調べてみました。
利右衛門は江戸時代中期(17~18世紀)の薩摩の国の人で、農民とか漁民とか言われているようですが出自はっきりしてません。ただ水夫として琉球に渡ったときにサツマイモを薩摩に持ち帰ったと伝えられてます。ただしサツマイモの伝来については諸説あり、薩摩が琉球出兵した際に持ち帰ったという説や種子島で栽培されていたのが薩摩に持ち込まれた、という説もあります。
なお「前田利右衛門」は武士ではなかったので、江戸時代の身分からすると苗字は無いはずです。これは明治に入って「前田」姓を名乗ったためと考えられています。
Riemon2・・・で、利右衛門によるサツマイモ伝来説によると、利右衛門が琉球で条件の悪い土地でも栽培されているサツマイモを見て薩摩に持ち帰ることを思いつき、自分が住む薩摩の地で育て方を工夫して増やし、種芋や苗を農民に配ってサツマイモの普及に尽力したとのこと。
その後サツマイモは米の不作による飢餓から住民を救うことになりました。一例として、江戸幕府8代将軍・徳川吉宗が、西日本で知られていたサツマイモを飢饉対策として栽培を青木昆陽に命じ、その後の天明の大飢饉(1782~1788年)では多くの人々の命を救ったことが挙げられます。
さてその後、利右衛門は琉球に渡るとき遭難して亡くなりました。彼の業績をたたえ供養するため徳光神社が現在の鹿児島県指宿市山川に建立されております。
・・・なお徳光神社は(とっこうじんじゃ)と呼びまして、元日本テレビのアナウンサー徳光(とくみつ)氏とは関係がありません。・・・念のため!
この芋焼酎「利右衛門」は、指宿酒造が醸造しています。この酒造の創業は昭和62年と他の酒造と比べると歴史が浅いのです。これは当時5社あった有限会社が協業し【指宿酒造協業組合】を設立したためです。その後平成20年に株式会社に変更しました。メインの銘柄は利右衛門シリーズで、今回飲む「赤」のほか、黒麹仕込みの「黒」など、種類も豊富です。
では早速飲んでみましょう!!
この「赤利右衛門」の特徴は上述のように紅(赤)サツマ(イモ)を原材料に使っていることです。紅サツマは、鮮やかな紅色の皮で中身は淡黄色、甘みが強い特徴があります。従って紅サツマを使った焼酎は、辛口というより甘みの強い芋焼酎であろうと想像できます。
例によってお湯割で試してみました。甘い香りが強いかと思っていたらそんなに強くなく、のど越しに辛味の余韻が残りました。私にはちょっと意外な結果でしたが、味覚は人によって違いますので、皆さんでも是非お試しください。

[メモ] 25度、原材料:鹿児島県産紅薩摩芋使用、米こうじ
    指宿酒造株式会社
    鹿児島県指宿市池田6173番地1
    Tel 0993-26-2277 http://www.riemon.com

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