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ワイン・ボージョレ・ヌーボー考

毎年11月の第3木曜日、ボージョレ・ヌーボーの解禁日です。
今年(2013年)は11月21日でした。解禁は午前0時と決められてますが、時差の関係で先進国の中では日本が一番早いんだそうです。そしてフランスから早く輸入するため1976年から空輸されるようになったとか・・・バブル期の1980年代の後半には、空輸されたボージョレ・ヌーボーを一番最初に飲むためわざわざ成田空港に出向いた強者(つわもの)もいたそうです・・・日本全体が何か熱にとり付かれていたんですね。
さて「ボージョレ・ヌーボー」は、【ボージョレ地区で取れたブドウで造られた新酒のワイン】のことですが、一体全体ボージョレ地区ってどこにあるのでしょうか?調べてみると、フランス第2の都市リヨン(フランスのほぼ中央からちょっとスイスより、アルプス山脈を源流とするローヌ河と平坦な平野を流れるソーヌ河が合流する地点にあります。)の北、ソーヌ河沿いにありました。このボージョレ地区はブルゴーニュ地方の南部にあって、ボージョレからソーヌ河沿いに北へ下るとブルゴーニュを代表する、マコネ、コート・ド・ボーヌ、コート・ドール、など有名なフランスワインの地区がキラ星のごとく並んでいます。
ところで辻静雄著「ワインの本」(新潮文庫)を読むとボージョレは『並のワイン』との評価なんです。でも何故辻氏は『並みのワイン』と言ったのでしょうか?本には何も書いてありません。これは私の想像ですが、ボージョレ地区ではガメ種というブドウでワインを造っています。定評のあるブルゴーニュのワインはピノ・ノワール種で造られ熟成されるので、早飲みタイプのボージョレは比較すると『並』、ということなのでしょう。
なお「ワインの本」は書かれてから30年以上たっており、栽培・醸造技術も進歩しているので、今は一概に『並』とは言えないと思います。
さて今年のテレビ・新聞では「ボージョレ・ヌーボー」の話題が少なかったようです。
そんな中テレビでコメンテーターの室井佑月さんが、『今年のボージョレ・ヌーボーの出来はとても良いと毎年言われている。本当はどうなんだろう。』と発言したのが印象に残ってます。確かに「ボージョレ・ヌーボー」は他のワインと違って評価の点数が発表されてません。・・・まぁ、ヌーボー(新酒)なので点数で評価しにくいのかもしれませんが・・・
また新聞には、ワインスクールを主宰する田辺由美さんの、『(ボージョレ・ヌーボーは)初物を貴ぶ日本人になじみ、すっかり定着した。』、『今年は糖度と酸味のバランスが良いなどと、その年の味わいを確かめるのが楽しみ。』との話が掲載されてました。これを読んで、要するに自分なりの判断基準を持って楽しめば良いのだ、と思いました。
「ボージョレ・ヌーボー」は、・・・年に一度のお祭りとして派手に騒ぐのもいいですけど・・・自分自身の判断基準に従って、例えば、気に入った「ボージョレ・ヌーボー」の銘柄を決めて、これから毎年同じ銘柄を飲んでその変化を探るなどして、楽しめば良いのです。
私もこれからお気に入りの「ボージョレ・ヌーボー」を探してみます!!

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