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日本酒・日高見

Hitakami1Hitakami58hope今宵は宮城の「日高見」を飲んでみました。
これは、宮城県石巻市の平孝酒造のお酒です。東日本大震災で大きな被害を受け、当時の様子は社長の平井孝浩氏によると、『発酵中のお酒(醪もろみ)がタンクから溢れ床に満ちて白いジュータンのようになり、更に霧状になって蔵の奥が見えなかった』そうです。
しかし奇跡的に残った醪でできたお酒を瓶詰めし「震災復興酒 希望の光 日高見」として売り出し、売り上げの一部を寄付したのです。この話を私はWebで知り飲んでみたいと思っていましたが、2年半たってようやく願いがかないました。
この平孝酒造は、1861年(文久元年)、約150年前に岩手県「菊の司」酒造から分家し、宮城県石巻市で創業したのが始まりです。当時の石巻は、北上川・・・昔は日高見川と言ったそうです・・・河口にあって水陸交通の要衝で栄えていて酒造は16もあったそうです。歴史ある酒造で「新関」という銘柄で長く地元で親しまれていて、「日高見」は現社長が開発した比較的新しい銘柄なのです。
Hirakou0808現社長の平井孝治氏は大学の経営学部卒業で、ちょっと珍しい経歴です。・・・というのも、酒造の子息は醸造学科などで勉強し酒造で実務経験を積んでから家業を継ぐのが一般的ですが、平井氏は卒業後会社に就職したものの父親が廃業したいと聞いて、就職2年後に家業を継いだからです。でもこうして飛び込んだ酒造の世界でやっていくのは大変だったそうで、杜氏と二人三脚で『地域を代表する新しい日本酒を!』と意気込んで造っては全国を営業して歩き、そのたびに挫折を味わったそうです。しかし家業を継いで10年後の平成2年に自信を持って売り出せる日本酒が完成し、「日高見」として売り出すことにしたのです。なお「日高見」は、日本書紀にこの地を『太陽の恵みを受ける国、日高見国』と称えたとの記述があることから命名したとのこと。
Hitakami2なおこの酒造のモットーは『和醸良酒』だそうです。
これは『人の和が良い酒造りの一番の基本』ということだそうで、平孝酒造で一日酒造り体験した方によると、現場では厳しさの中でも声を掛け合い和気藹々(わきあいあい)とした雰囲気で作業が進められていたとのことです。
さて今回試したのは超辛口純米酒の「日高見」です。
例によって、東京狛江市の籠屋さんに行って見付けたんですが、赤の【超辛】の文字が目に入り速攻で買い求めたのです。超辛口ということは、食中酒として料理のじゃまにならず良い思うし、特に和食・・・例えば鮨など・・・にいいと感じたのです。
今年の夏は暑かったけど流石に10月に入ると涼しくなったので、今日は定番のぬる燗で試してみました。純米酒なのにそんなに香は強くなく、口に含むと確かに辛口でした。でも吟醸系の水のような無個性ではなく米の旨みを感じました。今回は焼きさばと一緒に試しましたが予想通り和食に合いました。次は鮨を食べながら試してみたいと思った次第です。
5代目社長の平井孝浩さんは、『日本酒は自分を育ててくれた師匠』と言ってます。
そのインタービュー記事は以下のURLを参照してください。
         http://shinbun.fan-miyagi.jp/article/article_20120813.php

[メモ]  15度以上16度未満、米(国産)、米こうじ(国産米)、精米歩合60%、
     製造年月25.07
      宮城県石巻市清水町1-5-3
     

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