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軽井沢高原ビール

Karuizawa『あたり年』、という言葉がありますが、今年はそうかな!?と
・・・何のことだ?といぶかる方がいらっしゃるでしょうが、それはクラフト・ビールのことです。7月に「伊勢角屋麦酒」をいただき、今回は「軽井沢高原ビール」を、と1ヶ月の間にクラフト・ビール三昧!!
私には珍しいことです。実はこれは、いだき物が重なったのであって意図したものでは無いのですが、前回の「伊勢角屋麦酒」に続いて、クラフト・ビールの美味しさを再確認することになりました。
Karuizawa1さて「軽井沢高原ビール」は、その名の通り軽井沢で醸造されているビールです。会社の設立は1996年で、これは「伊勢角屋麦酒」の項で紹介したように、1994年酒税法が改正されビールの、少量生産が認められたことによります。この点では、当時のほかの少量生産ビール会社と変わりませんが、他には無いユニークな点があります。
先ず第一は、会社の名前です。【ヤッホー ブルーイング】というネーミングで、【ブルーイング】は英語のbrewing(醸造)から取ったことは容易に想像できますが、【ヤッホー】ってどういう意味なのでしょうか?・・・山頂に到達した時叫ぶヤッホーとどういう関係があるのか・・・。実はこれ、『信州の山から「美味しいビールができたよ!」と呼びかけたい』という趣旨で【ヤッホー】とした、というんです。・・・地域密着で、ユニーク!・・・
Karuizawa2第二は、地域再生運動と連携したビール造り、です! 軽井沢高原ビールの缶に【wild forest】とか【national trust】との文字が入ってますが、これは前者が落葉広葉樹の森の再生プロジェクト、後者は歴史的価値のある建造物などの保護、の運動のことで、売り上げの一部を寄付して活動を支援しているとのことです。これまた地域密着型の最たるものでしょう!
1994年以降、いわゆる地ビール会社は日本各地に沢山出来ましたが次第に淘汰され、現在生き残っているのは地域と密接につながっている会社など、きちんとした経営理念を持っている会社だけのようです・・・まぁ、当然といえば当然ですが・・・
Karuizawa3さて軽井沢高原ビールはどんな味わいでしょうか!?
先ず写真左の「アンバーエール」から!少し赤味がかった琥珀色のビールで、キャラメルのような甘さとホップのほろ苦さをあわせ持つまさに正統派ビールの味わいでした。・・・エールについては、余談の項を参照ください・・・
次に写真真ん中の黒ビール(正式には【ポーター】というようです・・・余談の項を参照ください・・・)を飲んでみました。缶には【national trust】のロゴが! 味わいはしっかりとした苦味が印象的なビールでした。
最後は写真右のビールで、缶には【wild forest】が入ってます。ホップの香りとしっかりとしたコクが感じられ、しかものど越しスッキリの味わいでした。
三つともそれぞれ個性があって違いを楽しみながら、あっという間に飲んでしまいました。

[メモ]  5%
     ヤッホー ブルーイング株式会社
     389-0111 長野県軽井沢町長倉2148

【余談】  エールとポーター
 18世紀の英国ではビールといえばエール(上面発酵方式*)で、当時3種類のエールをミックスして出来たビールが、濃い色で芳醇な味であった。これがロンドンの荷役運搬人(ポーター)たちの間で評判になったことから、以来「ポーター」と呼ばれるようになった、とのことです。
*上面発酵方式:酵母により常温にて短時間で発酵させると、炭酸ガスが盛んに出て最終的に酵母が浮き出て表面に層を作るため、この方式を【上面発酵】といいます。
そしてエールは安価に醸造出来るため、19世紀以降にラガーが普及するまでは、ビールといえばエールのことでした。
現在はラガー・ビール全盛の時代! でもクラフト・ビールでは、エールなど古い醸造方式が取り入れられているのは何故でしょうか?・・・それは個性的なビールが出来るからでしょう。そして古きよき時代に思いを馳せながらクラフト・ビール個性を味わうのも良いものですよ!

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