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日本酒・鏡山 純米酒

Kagamiyama1今回取り上げるのは、埼玉県川越市の「鏡山 純米酒」です。
このお酒は、川越城本丸御殿を訪れた時に地酒を探して手に入れたものです。実は最近『関東の城めぐり』を始めて、城の縁起・歴史をたずねるとともに、地酒を求めて楽しんでます・・・というか、城めぐりよりも地酒が目的だったりして・・・。
さて川越市には観光スポットが多くあります。川越城の他に、喜多院、蔵造りの町並みなどなど。
KawagoecKuratukuris今回は川越城を見学した後で市立博物館に入ってみました。あんまり期待してなかったのですが、実はこれが大当たり!江戸時代から現在まで分かりやすい展示内容で、しかも妙齢の女性学芸員の解説が平易で良く分かりました。なかでも蔵造りの町並みは明治の大火でほとんどの商店が木造作りで焼け落ちたのに、蔵造りの商店だけが焼け残ったので、以後店を蔵造りにする商店が増えたとのこと。納得の説明でした。
なお川越城は天守閣がないものの城内の屋敷の一部が再建されていて、当時の大名の権力を偲ぶことが出来ました。その後、蔵造りの通りを歩いて有名な観光スポット「時の鐘」を見たあとに、酒屋を見つけて地酒を購入!!目論見どおりの展開となりました。
Kagamiyama2前書きが長くなりましたが、「鏡山」は、どんな地酒でしょうか?
酒造の小江戸鏡山酒造は2007年の創業となってますが、実は1875年(明治8年)に鏡山酒造として創業し2000年に廃業した酒造なのです。この酒造の廃業を惜しんで復活させたいと若者が集い、それに老舗の松本醤油が場所を提供し2007年に復活した酒造です。単に『鏡山』酒造とせず『小江戸鏡山』としたのは、若者たちの心意気を示しているように感じました。
この酒造のモットーは、①少量仕込み、②麹は箱麹、蓋麹を使う、③モロミは袋による上槽、④瓶火入れ、⑤純米酒以上を醸造、だとのことで、要するに手間と時間をかけて丁寧に造ることだといえます。
さてこうした若者達の思いのこもった「鏡山 純米酒」はどんな味わいでしょうか?
先ずぬる燗で試してみました。
すると純米酒の甘い香りが立ちこめ、口に含むと少し濃厚な感じで純米の甘さを感じたものの、のど越しに辛口の余韻が残りました。次に冷蔵庫で冷やして飲んでみました。香りは少し落ちましたが濃厚な味わいは変わりませんでした。冷酒にすると夏は特に口当たりが良いのでついつい進んでしまい悪酔いしがちです。こうしたこともあり私は夏でもぬる燗で飲むようにしてます。この「鏡山 純米酒」はぬる燗にぴったりのお酒だと思います。是非お試しあれ!!

[メモ] 15度、国産米、米麹、精米歩合60%、製造年月:2013年6月
    小江戸鏡山酒造株式会社
    埼玉県川越市仲町10-13     

【余談】  「鏡山」の由来について
Kagamiyama3  このお酒を入れた箱には、次のような歌が載っています。
    『 鏡山 映れる波の 影ながら
      空さえ凍る 有明の月      』  藤原 定家
  成るほど、「鏡山」はこの歌からとったのだと想像がつきます。
藤原定家といえば古代の有名な歌人です。
鏡山は川越にある山かな?と思って調べてみたら琵琶湖のほとりにあって、古くから歌に詠まれている知る人ぞ知る有名な山でした。・・・とんだところで教養の無さが分かってしまった。
でも何故川越で鏡山?  それはこの酒造の設立の経緯にありました。
酒造は、新潟県上越市出身の竹内氏と滋賀県日野出身の近江商人の小林氏によって設立され、銘柄名を決める際に小林氏の故郷を偲んで付けたと言われています。

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