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日本酒・蔵粋(クラシック)

Classic日本酒は、「東京の地酒」シリーズと称して東京の酒造を訪ね、そこで気に入った日本酒を求めて飲んでます。それ以外では、ささやかですが復興支援のために、東北のお酒を飲むようにしてます。
そこで今回は福島県喜多方市小原酒造の「蔵粋(クラシック)」を求めてみました。「蔵粋」と書いて(クラシック)と読ませるのはちょっと無理があるかな!?、と思いますが、ゴロ合わせでまぁ良しとしましょう!
Classic2小原酒造のホームページを見ると、『モーツアルトを聞いて育った音楽酒』とあり、発酵過程においてクラシック音楽を流すことで醪(モロミ)の発酵を活性化させることが出来る、とのことです。
そう言えば似たような製法があったな・・・と過去のブログを調べてみると、・・・ありました!
奄美大島の黒糖焼酎「れんと」が、「トランスデューサー」という音の電気信号を振動に変える装置を発酵タンクの側壁に取り付けて音楽を流し発酵させる方法を行ってました。これを『音響熟成』と称してますが、興味のある方は当ブログの2008年11月16日付をご覧ください。
さて、この小原酒造。ユニークな取り組みを行っているので新しい酒造かと思って調べてみたら、300年近く続いている老舗です。喜多方は、会津盆地の北方・・・きたかた・・・にあって江戸時代は会津若松と米沢を結ぶ街道の要衝で物資の集散地として栄え、多くの蔵が建ち現在でも2600棟以上の蔵があるそうです。この地で1717年(享保2年)、小原嘉左衛門が創業したのが始まりとのこと、歴史ある酒造です。
SenmaiMushimaiさてこの酒造の特徴は、先ず原料米を自社の田んぼで有機農法で栽培し、製造工程は手作業で行っており、例えば洗米はザル(懐かしい!)を使い、蒸す時は和釜と甑(こしき・・・木や竹で作った大きなセイロ)を使っているとのことです。
Classicsakeそして発酵工程で音楽を使う興味ある製法ですが、酒造のホームページには写真が載ってません。企業秘密だからかな・・・と思ってネットで調べてみると、小原酒造を紹介する別のサイトに写真が掲載されてました。この写真を見るとタンクの向こうに白い大型スピーカが置いてあります。どうやらクラシック音楽をタンク室全体に流しているようです。黒糖焼酎「れんと」とは違った方法です!
さて音楽酒「蔵粋」はどんな味わいでしょうか!?
酒造のおすすめの飲み方は、5~10度位に◎がついていたので、冷蔵庫で冷やして飲んでみました。色はうすく黄色がかってちょっと酸味を感じる匂いがしました。でも口に含むと辛口ではあるものの、ふくよかな味わいがしました。これがクラシック音楽の効果か?!・・・ウ~ン、それは断定できませんが、とても美味しい酒であることは間違いない!、と断定できます。
長い歴史を背負う老舗が、音楽酒という新たな分野を切り拓いていく。こうしたチャレンジ精神を称えたいと思います。こんなことを考えながらついつい盃を重ねてしまい、かなり酩酊してしまいました。

[メモ]  15%、特別純米酒、精米歩合50%
      小原酒造株式会社
      福島県喜多方市字南町2846

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