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ウィスキー・グレンゴイン(Glengoyne)

Glengoyne1Glengoyne_distillery2今回はスコットランド・ハイランド地方のグレンゴイン(Glengoyne)を紹介しましょう。
これはなかなかユニークなシングルモルト・スコッチウィスキーだと思います。
先ずどんな所にあるか?グーグル・アースで蒸留所の住所(Dumgoyne Scotland)を入れてみます。
するとルートA81をはさんで蒸留所の建物が配置されているのが分かります。スコットランドは南部のローランドと北部のハイランドに分けられますが、何とこのルートA81が境界になっているのです。すなわちGlengoyneの蒸留所はハイランドに、熟成棟はローランドにあるのです。・・・でもこれはユニークというよりも、たまたまそうなった、というのが正しいのかもしれません・・・
スコッチのシングルモルトの特徴は、原料である大麦を乾燥するときピート(泥炭)を使い香り付けするのが一般的です。しかしGlengoyneはピートを使わず乾いた温風を使って香り付けをしていないのです。
そして発酵段階ではWashbackという巨大な発酵槽を使います。現在では温度管理が容易なことと槽内を清潔に保てるのでステンレス製の発酵槽が主力ですが、この蒸留所では「オレゴン松」製の巨大な桶を使っています。この木桶の利点は、発酵に悪影響を及ぼす振動を吸収し保温性に富むことが挙げられてますが、ステンレス製の利点がそのまま欠点となってます。特に木製の巨大桶を洗うのは大変な作業のようです。
さてこのように他とは異なるやり方でつくられたシングルモルトは、樫樽に貯蔵されて強い赤味がかった色となり、ピートによるスモーキィな味わいではない繊細でフルーティなものとなっている、・・・と、これはGlengoyne蒸留所によるPRなのですが、実際はどうでしょうか!?
Glengoyne2早速試してみましょう!
今回はCask Strength というアルコール度57.2%のものでしたが、例えばアイラ島の「ボウモア」の強いヨードチンキのような匂いが無く、リンゴやお菓子のような甘い香りを少し感じました。高アルコールは確かにきついものののど越しにフルーティな余韻が残って、全体として優しい印象のシングルモルトでした。

[メモ] 57.2%、Cask Strength naturalcolour、unchill-filtered
     Distilled、Matured & Bottled by Lang Brothers Ltd. 
     1833年設立
     Dumgoyne、Scotland

【余談】 Cask Strength
今回のGlengoyneはアルコール度が高いシングルモルトでしたが、「Cask Strength」とはどういう意味でしょうか?アルコール度が高い場合に使われるようですが・・・
調べてみると『Wisky for everyone』というブログがありました。それによると、アルコール度が50%以上のものでcask(原酒を貯蔵する樽)から直接、何も加えずに瓶詰めしたものを言うそうです。
そして簡単に見分ける方法として、瓶を振ってみて出る泡が消えるまでの時間が長いものがCask Strengthで、泡が直ぐ消えるものはアルコール度が少ない、のだそうです。
なるほど!・・・と私は試してみようと思いましたが、瓶を激しく振ると味わいを損ねるのではないかと考え・・・結局やめました。

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