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焼酎・華むぎ・杜谷

Moriya1ここしばらくワインやウィスキーばかり飲んでいたので、久しぶりに焼酎を飲んでみました。大分県佐伯市のぶんご銘醸の「華むぎ・杜谷」です。「華むぎ」というとおり麦焼酎です。
九州地方は焼酎造りが盛んですが、地域によって特色があります。南の鹿児島県は芋焼酎、そして北上するにつれて麦焼酎の割合が増えてきます。宮崎県の南部は芋焼酎、北部にいくにつれて麦焼酎、大分県は麦焼酎、という具合に変わってきます。一方、熊本県は球磨焼酎(米焼酎)、長崎県は壱岐が朝鮮半島の影響を受けて麦焼酎。そして福岡県は九州一のマーケットとして九州の焼酎が集まり米、麦の他胡麻焼酎も作られています。
もちろん県単位に独立しているわけではなくて、佐賀県は福岡と長崎にはさまれて麦などの焼酎が盛んになったし、大分県はもともと米文化だったのが、麦の要素がブレンドされて洗練された麦焼酎が造られるようになった、など。このように九州では各県の歴史的、文化的、そして地政学的な特長が反映した焼酎造りが行われているのです。
Bungomj「ぶんご銘醸」は、明治43年(1910年)狩生梅五郎が創業したのが始まりで、昭和28年に有限会社狩生酒造場となりましたが、当時は日本酒が中心でした。そして昭和59年に設備を一新し焼酎を本格的に醸造することとし、平成14年に現在の佐伯市直川大字横川に工場を移転したのです。ですから最初は日本酒から出発し焼酎へと発展してきたのです。なお現在も「鶴城」という銘柄の日本酒を醸造してますが、全体の2割程度で今や焼酎がメインとなってます。
Moriya2さて「ぶんご銘醸」の焼酎作りの特徴は、九州屈指の清流といわれる番匠川の伏流水を使い、独特の醪(モロミ・原材料、麹、酒母、水を加えて発酵させた状態をいいます)造りを行っていることです。発酵の過程で雑菌の繁殖を抑えるため普通は30℃と高めの温度で17日程度発酵させますが、「ぶんご銘醸」では、最高15℃で23日以上かけて発酵させているそうです。こうすることにより麦のもつ独特の甘味と余韻を引き出しているとのこと。また発酵を促す酵母には『花酵母ND-4』というなでしこの花からとった酵母を使っています。そして最後の仕上げである蒸留は常圧蒸留方式で焼酎を抽出しているので、かなりしっかりした味わいが期待されます。
では、早速試飲してみましょう!
おっ!華やかな芳ばしい香りがしました。これは花酵母のせいですかね・・・。それに麦独特の甘い香りもしました。一口飲むと麦の香ばしさと花の香りがミックスした独特の味わいがしました。華やかな味わいとでも言うんでしょうか・・・ラベルの「華むぎ」の意味がわかった気がしました。

[メモ] 25度、大麦、麦麹
    使用酵母:ND-4(撫子酵母)
    東京農大短期大学醸造学科酒類学研究室により撫子から分離。
ぶんご銘醸株式会社 
    大分県佐伯市直川大字横川字亀の甲7894
    

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