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ウィスキー・クラガンモア

Cragganmore1久しぶりにスコッチ・ウィスキーのシングルモルト「Cragganmore(クラガンモア)」を飲んでみました。
Cragganmore(クラガンモア)という言葉は、スコットランドのゲール語でGreat rock(大きな岩)とのこと。この言葉から、かなりハードな強いウィスキーのように想像されますが、どんなウィスキーなのでしょうか?
先ずは外箱に書いてある口上書・・・英語ではなんと言うのか、ちょっと分かりませんが・・・を読んでみましょう!
曰く、『クラガンモアは、伝説のジョン・スミスによって1869年に創設された。』と・・・!
ウッ!伝説のジョン・スミス?はて何者だろう??・・・調べてみると、1800年代当初ウィスキーの密造で卓越した技術を持ち正規の醸造所の技術指導まで行い、その後正規の醸造所(現在の、ザ・グレンリベット)を設立したジョージ・スミスの私生児だと言うのです。そしてジョン・スミスは「マッカラン」や「グレンファークラス」などの有名な蒸留所のマネジャーを歴任し、自らの理想を実現するため「クラガンモア」を設立したのだそうです。
なおジョージ・スミスは、ウィスキーの密造から足を洗って正規の蒸留所を立ち上げ富を得たため、密造仲間から命を狙われ護身用に常に二挺拳銃を持ち歩いていた、と言う逸話があります。
創業者ジョン・スミスは父ジョージ・スミス・・・私生児という説が正しければですが・・・の血を受け継ぎ、ウィスキー造りに卓越した技術と情熱を持っていたのでしょう!!
Cragganmore2この伝統ある「クラガンモア」は、1920年代に多くのスコッチ・モルト蒸留所のブレンダーによって「A1」の評価を得ていた、と誇らしく書いてあります。
なるほど、そんなに素晴らしいモルトなら飲まねばなるまい!!
・・・で、早速試飲してみました。
香りがとても良いです!芳香という表現がぴったりかもしれません!口に含むとそんなに刺激がなくスムースで、少し果実の甘い感じがしました。スコッチのシングルモルトと言うと個性豊かなものが多いと思ってましたが、この「クラガンモア」は癖のない洗練された味がしました。そう言えばこのモルトは、あの有名な「オールド・パー」のキーモルト(重要な原酒)だそうですから、納得です。名前の謂れ(Cragganmore = Great rock)から想像する印象とはかなり違ったシングルモルトでした。

[メモ]  40%、12 years old Single Speyside Malt
CRAGGANMORE Distillery Ballindalloch, Banffshire

【余談】 創業者ジョン・スミス
Cragganmore0  ラベルにはCRAGGANMOREという名前の背景に蒸留所と機関車が描かれています。
蒸留所のあるBallindallochはスペイ川沿いの小さな村ですが、この川に沿って鉄道が走っており輸送に便利だったのがこの地に蒸留所を設立する決め手になったそうです。そして彼は無類の鉄道ファンで汽車に乗るのが楽しみだったとか。こうしたことから蒸留所だけでなく機関車も描かれているのでしょう!でも彼は140kgもある巨漢だったので、客席に納まらず貨車に乗って移動をした、と言われています。(この項は、土屋守著「シングルモルトを愉しむ」に拠りました。)

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