« 東北の地酒1・写楽 | トップページ | 東北の地酒3・乾坤一 »

東北の地酒2・浦霞

Urakasumi1「頑張れ東北!」のためたけぼうが選んだのは宮城県塩竃市の「浦霞」です。
この「浦霞」の醸造元は株式会社佐浦で塩釜市の中心部にあり、グーグル・アースで見ると塩釜港から離れてない場所にあったので、津波による被害があったのではないかと心配しました。そこで「浦霞」のホームページを覗いてみると、地震の影響で土蔵の壁が崩れたり貯蔵タンクが傾いたり、また津波で浸水したなどの被害が出ましたが、致命的な被害はなかったそうです。
それよりも驚いたのは、そのホームページに『皆様とともに、復興の歩みを』として、『280年にわたって地域の皆さんと歩んできた酒造として、日本酒のチカラで地域の復興のために役立ちたい』。そして、『売り上げ1本に付き5円を寄付する』と宣言して、「復興へ 頑張ろう!みやざき 浦霞発 日本酒のチカラ」プロジェクトを立ち上げたと紹介してます。
ウ~ン、自分自身も被害に遭いながら、それでも復興のため自分で出来ることをやろうとする!さすが地元密着の酒造!!
さてその「浦霞 純米酒」を飲んでみました。製造年月は2011年4月となっていました。社員全員無事で貯蔵タンクは倒壊しなかったので早速酒造りを始めたそうで、その成果なのでしょう。
ぬる燗で飲んでみました。お米の香りがほんのりしてなかなかグッドです。
口に含むと柔らかい口当たりでのど越しに辛口の余韻が残りました。
Urakasumi2「浦霞」のラベルには、『塩竃の 浦の松風、霞むなり 八十島かけて 春や 立つらん』、という句が載ってます。この句は、源実朝の歌で金槐和歌集にあるそうで、塩竃の風光明媚な島々の光景が目に浮かびます。しかし今度の大震災で見る影も無くなっていることでしょう。でもここで紹介した日本酒のチカラ・プロジェクトのように、不屈の精神で復興にかける人々がいる限り近い将来昔の風景を取り戻すでしょう!
そのために、もっと東北の地酒を飲まなくては!!・・・と思った次第です。

[メモ] 15度以上16度未満、米(国産)、米こうじ(国産米)、精米歩合65%
    株式会社佐浦
    宮城県塩釜市本町2-19

【余談】 被災した酒造を支援する方法あれこれ
「浦霞」の酒造の取り組みの他に行なわれている支援方法を紹介します。
①兵庫県の灘五郷酒造組合は、被災した4県(岩手・宮城・福島・茨城)の酒造組合に対して、灘の大手醸造所の設備を提供すると申し入れた。すなわち被災地の地酒をOEM生産(相手先ブランドによる生産)するのです。大手の蔵は年間を通して酒造りが出来るので、こうした支援は復興の手助けになると期待できます。
Sakeproj②「ファイト!日本 日本酒義援金プロジェクト」
 これは神奈川県の蔵元、飲食店や酒販店が始めたプロジェクトですが、この仕組みはまず蔵元が500円の義援金をプロジェクトに支払、酒販店は400円上乗せ、飲食店は300円を上乗せして販売し、消費者は200円を負担するものです。こうすると蔵元から飲食店までは100円を負担することになります。
 なかなか面白い仕組みだと思います。なをこのプロジェクトに参加する酒造のお酒にはシールが張ってあるのでひと目で分かります。お客さんからは、『酒を飲むことが支援になるなんて!もっと飲まなくては!』と好評のようです。

|

« 東北の地酒1・写楽 | トップページ | 東北の地酒3・乾坤一 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/52712/51821695

この記事へのトラックバック一覧です: 東北の地酒2・浦霞:

« 東北の地酒1・写楽 | トップページ | 東北の地酒3・乾坤一 »