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ウィスキー・グレングラント

Glengrant最近、ウィスキーをロックで味わいながら本を読むのが日課となってます。
気に入った本を読みながらウィスキーを味わう!正に至福の時です!!ただ難しい内容の本だと悪酔いしそうなので、なるべく軽い読み物を心がけてます。そうは言っても先日読んだ半藤一利氏の「昭和史 1926~1945」には、いろいろ考えさせられました。
中でも印象に残ったのは、日本が英米を敵国とみなして戦争を決断したときのこと。「昭和史」によると戦争やむなしの決定に対して連合艦隊の山本五十六長官が『なんでこんな決定をしたのか?!』と参謀本部に怒鳴り込んだそうです。・・・それはそうでしょう、戦争をする現場の指揮官に相談せず開戦を決断したのですから・・・。ところが参謀本部のトップは『みんなで決めたことだから、しょうがない』と答えたんだそうです。        何ということか!・・・
でも当時の日本はマスコミを含めて日本全体が開戦やむなし、の熱狂的な雰囲気だったのです。・・・こういう時こそ、山本五十六のように相手国の戦力を冷静に分析し結論を出すことが必要だったのに・・・と改めて思います。
その数日後、福島原発事故に関連して新聞が原発推進派と脱原発派の意見を載せてました。脱原発派の立場で衆議院議員の河野太郎氏が、『原発推進派は政財界、学界、マスコミが一致して原子力は安全と言う神話をつくりあげてきたのではないか。』と指摘してました。
これって日米開戦を決断したときと良く似ているな、と思いました。皆が言っていることに敢えて逆らわない、日本人は思考の過程が大勢順応型なのでしょうか?
政府は今後原発について議論を進めるようですが、情報を開示して国民全体で議論するようにすべきだし、我々も関心を持って議論にかかわっていくことが大切だと考える今日この頃です。
GrntoffGrnt_still1_b・・・・と、前置きが随分長くなってしまいました。
今日取り上げるのは、シングルモルトの「グレングラント」です。
長い伝統のあるスコッチのシングルモルトは個性豊かでそれぞれ自己主張があり良いですねぇ・・・・
「グレングラント」は1840年創立となってますが、実は1823年に設立されていたんです・・・ただし正式免許のないモグリの蒸留所だったんですね。それを正式に免許を得て開いたのがグラント兄弟(JhonとJames)で、この年1840年を創業としています。さてこの「グレングラント」が現在の形となったのは、創立者James Grantの息子James 'Major' Grantが若干25歳で経営を引き継ぎ、その後1900年53歳のとき背の高い蒸留器を導入したことによります。これにより現在の「グレングラント」の特長である、フレッシュでクリアな色のウィスキーが造られることになったんです。
さてその味わいですが、色は確かにクリアと言うんでしょうかうすい黄色で、個性ある・・・と言うかくせのある・・・スコッチ・シングルモルトの中ではなんとなく主張が無いように見えました。その味わいはとてもマイルドで、それがあくの強いシングルモルトの中でかえって個性となっているようにも思えました。

【余談】  コスプレ?
Grant2「グレングラント」のラベルを見ると、二人の男性が樽の上にウィスキーを置いて飲みながら談笑している絵が描いてあります。樽には『J & J Grant of Glengrant Distillery RUTHES』と書いてあります。RUTHESとは蒸留所のある地名で、この二人の男が創立者のグラント兄弟であることを示しています。さてこの男たちの衣装はどうでしょうか・・・スコットランドの民族衣装なのでしょう!!
このラベルがいつ頃から使われているのか分かりませんが、創業者がいわばコスプレで登場するのは珍しいと思います。

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