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芋焼酎・燃島(もえじま)

Moeshima芋焼酎「燃島」を飲んでみました。
この「燃島」はいくつか特徴がありますね。
例えば、先ずビンの形。普通は縦長の円筒形が基本ですが、この「燃島」はビン底が広くずんぐりとした形をしてます。遠くからでも一目で分かる体型?です。次がラベルにも書いてある『どんぶり仕込み』です。古くからあるようですが、現在も続けているこの製法はどんなものなのか?それから米麹には日本酒でも使われる白麹と黄麹を使っていることです。味わいにどのような変化をもたらしているのでしょうか?
SakurajimaShinjimaさて「燃島」というネーミングですが、これは桜島が江戸時代の安永に大噴火した(1779~1780年)時に海底が隆起し、桜島の北東約1.4kmに小さな島が出来、その名前が燃島と言われたことによります。この島は南北700m、東西300mの小さな島で「新島」と地図に出ていますが、島の上部は燃島貝層という貝化石密集層で1~1.8mほど覆われているそうです。また文献によると、桜島から南の外洋に接している湾は貝の種類が豊富なのに対して、燃島周辺の貝は種類が極端に少ないのが特徴とのこと。要するに桜島が外洋との間にあって海の生態系に影響を与えているのです。なおこの燃島(新島)は海水の浸食により島全体が削られて『沈みつつある島』とも言われています。また1914年(大正3年)の桜島大噴火の溶岩によって大隅半島と桜島が陸続きになりました。
Donburi次に『どんぶり仕込み』ですが、この製法は米こうじ、蒸したさつま芋、水の原料を甕などに一緒に入れて発酵させるもので、江戸時代から明治末期まで続いていたのを再現したとのこと。『どんぶり』はなんでも一緒くたにする意味で『どんぶり勘定』に通じていると思います。そして麹は、日本酒で使われている黄麹や白麹を使っていることですが、多分江戸時代の日本酒の製造から焼酎へと変遷しながら使われ続けたと思われます。こうした米麹や仕込みによって「燃島」は通常の焼酎よりも酸度が3~4倍強いと言われています。
ではその味わいは?
おっ!かなり香りが強いですね!口に含んでみると舌先に刺激を感じること無く意外とまろやか!!のど越しも刺激が無くスッキリでした。酸味が強いはずなのに刺激が少なくまろやかなのは、どんぶり仕込みの後、蒸留しろ過した原酒を3年ほど甕壺で熟成しているからかもしれません。

[メモ]  25度、さつまいも、米こうじ
     萬世酒造株式会社
     鹿児島県南さつま市加世田高橋1940-25

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