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ウィスキー・ラガヴィーリン16年

Lagavulin1Lagavulindistillery「ラガヴィーリン」は、アイラ等にある蒸留所で造られるアイラ・モルトの一つです。
アイラ島はスコットランドの西部に位置してますが、ラガヴィーリン蒸留所はGoogle Earthで見るとアイラ島の南海岸部の小さな湾に面した地区にありました。
そして東にアドーベック、西にラフロイグがあります。それぞれがアイラ・モルトを代表する蒸留所で一度訪れてみたい地域です。
ラフロイグの更に西にはポートエリン港があるのでアイラ島の南岸を眺めながらのんびりフェリーなどで行くのもいいだろうな・・・・手前の青い海原の向こうにラガヴィーリン蒸留所の真白い建物が見えてくる・・・などと想像が広がります。
Lagavulin_stillさてこの蒸留所の成り立ちですが、公式には1816年とされてますが、実際には1700年代前半には10ほどの非合法の蒸留所があり、それらが1800年代に入りキルダルトン(Kildalton、1816年設立)とラガヴィーリン(Lagavulin、1817年設立)の2つとなり、1837年にラガヴィーリンとして統合された、となってます。
ちなみにLagavulinの由来はゲール語の「Laggan Mhouilin」を英語にしたもので、意味は「the hollow where the mill is」だそうです。・・・??・・・millは水車小屋だとして、hollowは何でしょう?くぼ地とか小さな谷という意味があるので、『水車小屋がある小さな谷』とでも言うのでしょうか?
アイラ・モルトを特徴づけているのは、水とピート(泥炭)でしょう!水は錆びたような茶色をしていて、『最初びっくりしたけど、一口飲んだらとても美味しくまさに甘露!だった』と土屋守氏はその著書「シングルモルトを愉しむ」(光文社新書)に書いてます。そしてピートは、冬の強風が海水を内陸部へ吹き付けピートを浸し、そして塩辛い海藻の香りを運ぶそよ風によって乾燥される、この繰り返しで独特のピートが造られるのだそうです。
そのテイストは独特のもので、ヨードチンキ(病院でお世話になったあの独特の匂いがある薬品)を想わせる香りがして、好き嫌いがはっきり分かれるシングル・モルトだと思います。でも一旦これにはまるとアリ地獄のように、または麻薬のように、その虜になってなかなか抜け出せなくなるのです。
ではその麻薬のようなテイストを味わってみましょう!!
あぁ・・確かにヨードチンキに似た香りです・・・たまりませんね!!口に含むと燻製の匂い・・・いわゆるスモーキィな香りが鼻に抜けます。香りは独特で強烈な印象を与えますが、口当たりは柔らかくて・・・16年熟成したからでしょうか、とても美味しいの一語に尽きます。ちなみにラガヴィーリンは16年物がスタンダードだそうです。
是非お試しあれ!!

余談Ⅰ ウィスキー・キャップ
Whiskycap ウィスキーボトルの栓に二種類あるのをご存知ですか?
18世紀に登場したガラス瓶に入れたウィスキーはワインと同じくコルク栓だったそうです。しかしウィスキーは一度に飲みきることは無いので、コルク栓は不便で不評だったとか。その後1913年に「ティーチャーズ」がコルクに木製の頭部を付けた栓を発表し(写真を参照のこと)、更に1926年には「ホワイトホース」が金属製のスクリュー・キャップを発明して、現在この二つが主流となってます。
ちなみにラガヴィーリンは木製頭部のついたコルク栓を使ってます。
こうした故事を知ると、最近ワインに金属製のスクリュー・キャップが使われだしたのは、興味深いものがあります。

[メモ] 43%、Single Islay Malt Whisky
Aged 16 Years

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