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芋焼酎・一燈照隅

Ittou最近更新が遅れてましたが、久しぶりに芋焼酎を飲んでみました。
小正醸造の「一燈照隅」ですが、この酒造では「蔵の師魂」が有名です。このブログでも何回か取り上げましたが(芋の蔵の師魂は2007年9月と2008年4月の2回、麦の方は2008年8月に)、芋焼酎の方は『口当たりはまろやかだけど、しっかりとした味わい』が印象的でした。この「一燈照隅」も同じ醸造所なので大いに期待できます。
ところで「一燈照隅」とはどういう意味なのか?
小正醸造の口上書きによると、「一つのかすかな光で一隅を照らそう」という意味を込めた、と書いてあります。・・・その心は?・・・小正醸造では、契約農家による良質なさつま芋(黄金千貫)造り、杜氏が良質の仕込み水を求めて天然地下水を使うに至ったこと、そして伝統の甕壺貯蔵、を行っている。これらは、一隅を照らすようにそれぞれの造り手が思いを込めて、飲む人の心を明るく照らすよう期待を込めて造っている!!・・・
こうした趣旨が小正醸造の口上書きにあります。・・・なるほど!!
・・・ここで「伝統の甕壺貯蔵」と書きましたが、これは小正醸造が、明治16年(1883年)に創業し日本で初めて樫樽を使って焼酎の貯蔵する方法を確立し、以後甕壺を使った貯蔵法へと発展させたからです。
さてさて、どんな味わいか?蔵の師魂と比べてどんなのでしょうか?
先ずお湯割りで試してみました。
・・・あっ!!口に含んでもあまり刺激が無くてまろやかです!黒麹で造っているからガツン系かと思ったけど、まろやかなのは甕壺貯蔵効果かな??・・・でものど越しはやはりしっかりとした味わいが残りました。
ところで欄外に書きましたが、「一燈照隅」の意味を初めて知りました。・・・ウ~ン・・・焼酎といえども奥が深い!いつもの単なる酔っ払いではなく、今宵は教養のある酔っ払いになった気分です。でもあまりに高尚な教養は、かえって悪酔いすることになるかも・・・

[メモ] 25度、さつま芋、黒麹、甕壺貯蔵
    鹿児島県日置市日吉町日置3314

(追記) 『一燈照隅』について
天台宗開祖最澄の「山家学生記」に次の一節があるそうです。
『国宝とは何ぞ。 宝は道心なり。道心ある人を名付けて国宝となす。
故に古人言う。「経寸十枚、是れ国宝に非ず。一隅を照らす、此れすなわち国宝なり」』
つまり、わずかな灯(一燈)であっても、一隅を照らすことこそ大切なのだ!という意味でしょうか。

そしてこの考えを発展させ次のような具体的な言葉になった、と言われています。
「暗黒を嘆くよりも先ず、我々が周囲の闇を照らす一燈になって、わずかであっても一隅を照らそう!手の届く限り我が灯明を連ね一人一燈から万人万燈へ・・・そうすれば一燈照隅から万燈照国となる!」
・・・・小正醸造のホームページから抜粋 (http://www.komasa.co.jp/shohin/ittoushouguu.html)

   

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