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ワインツーリズム2008

11月8日(土)午前9時半、勝沼ぶどう郷駅のホームに降りた時、折悪しく雨でした。
晴れ男を任じる私にとっては、晴天の霹靂ならぬ雨天の霹靂となりました。
気を取り直して駅前の無料バスに乗り、受付会場で登録をしました。
さぁ、「ワインツーリズム2008」の始まりです。
さて「ワインツーリズム2008」は、『単なる観光ではなくワイナリーを巡ることで、産地でなければ感じられないことを見つける旅』をテーマにしているとのこと。実際どんなものを得られるのか、参加してみました。
FarmingMocchi先ず最初に向かったのは「まるき葡萄酒」!お目当ては当ワイナリーの名物男、望月氏こと「もっち」のワインセミナー(参加料500円)です。セミナーは、甲府盆地の地形に始まり甲州ぶどうの発祥、ブドウの栽培、ワイン造りの工程、まで詳しい説明がありましたが、私が感じたのは日本の風土に合う、そして和食に会う甲州ワイン造りにかける情熱です。そしてセミナーの圧巻はテイスティングでした。なんと8種類、そのうち2種類は20年、32年物でした。
①新酒 デラウェアにごり・・・・甘口でフルーティ
②新酒 甲州辛口・・・・辛口の白、和食にぴったり
③甲州シュールリー2007・・・・フルーティで極辛口
④樽熟甲州2006・・・・樽の香を感じる辛口の白
⑤勝沼新撰組 ベリーA・・・・赤でありながら和食に合いそう
⑥山ソービニオン2006 赤・・・・山梨の山ブドウとカベルネソービニオンを掛け合わせて出来たブドウを使用。本格的なフルボディの赤でした。
Kokyoku⑦甲州古曲1988・・・・本日の目玉、20年熟成の古酒。
⑧甲州古曲1976・・・・同じく、32年熟成の古酒。
古曲の2本は、コルクで栓をして更に王冠で完全に密閉した状態で長期間保存したもので、こうすることでビン内でブドウ酒がゆっくりと熟成していくのだそうです。テイスティング時にワインを振る(グラスを持ってワインをかき混ぜる)ことで、古酒が空気に触れて急激に味わいが変わるのを確認することが出来ました。
なおテイスティングでは、気前の良いことにグラスに各自自由についでいい、とのことでした。・・・でも流石になみなみと注ぐ人は居ませんでしたけどね・・・・このラインアップは、甘口から辛口へ、あっさり系から複雑でまろやかなものへと選ばれていて、前後の比較がし易くワインの奥深さを体験することが出来ました。
セミナーは10時半に始まって終わったら12時前になってました。8杯もテイスティングしたので、かなり酩酊した状態で次の「トンネル遊歩道コース」ツアーの集合場所へ徒歩で急ぎました。
Mainsメイン会場で、「ワインの葉入りパスタ」と「ワイン入りドーナッツ」を昼食代わりにお腹に入れて、次のツアーの開始です。心残りは急いでいたので名物「ほうとう」を食べなかったことです。食べ物のうらみはいつまでも尾をひきます・・・・。
ツアーは、ブドウを手にした薬師如来が本尊の大善寺を基点に川の氾濫を防ぐ目的で1920年(大正9年)に造られた勝沼堰堤を経由し、お目当ての「トンネルカーブ」を見学しトンネル内の遊歩道を歩く、約2時間のコースです。
「勝沼トンネルワインカーブ」は、1903年(明治36年)に開通し、1997年(平成9年)に閉鎖となったJR中央本線大日影トンネルのうち東京側のトンネルをワインカーブとし、勝沼側を大日影トンネル遊歩道として昨年(2007年3月)完成したものです。
Tunnelc1Tunnelc2ワインカーブは入口に大きくてぶ厚い扉があってなかなか良い雰囲気をだしてました。中に入ると当日は寒かったのでちょっと温かく感じました。壁の室温計で確認すると17度になっていて、ワイナリー毎にワインを保存する棚が整然とならんでいました。
Tunnel1Tunnel2さて、トンネルワインカーブの反対側が「大日影トンネル遊歩道」になっていて、ここから勝沼ブドウ郷駅に向かって1.4キロほど緩やかに下っていきます。トンネルの内部はレンガ積みで明治時代の職人の技や地下水が出た時の排水の工夫等、その説明に感心して聞き入っているうちに外に出ました。
Tunnel3出口には現在使われているトンネルが直ぐ横に並んでましたが、現在のトンネルはコンクリート製で味気なく、明治時代のもののほうが重厚で風格がありました。今まで歩いてきたからなのか、古いトンネルになんとなく親しみさえ覚えました。
このツアーのガイドは、「まちのコンシェルジェ」浜田さんで、丁寧な説明と穏やかな人柄、そしてなによりも『勝沼の良さを多くの人に知ってもらいたい』との熱意が感じられました。悩みはこうしたガイド役の後継者がいないとのことですが、「もっち」さんや浜田さんのように地域で頑張っている人に接して元気を貰うことが出来有意義な一日でした。

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当方、シゴトにつきあいにく不参加となったワインツーリズムですが、様々な方が参加されて、それぞれの楽しみ方をされていた様です。それをこのたびまとめてみましたのです。   ■たけぼうの酒遍路 ワインツーリズム2008 まるき→メイン会場→大善寺→勝沼堰堤→ワイン... [続きを読む]

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