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芋焼酎・富乃宝山

Houzank9月9日の朝日新聞夕刊に、『有害米 焼酎ブームに冷水』の見出しで三笠フーズによる工業用「事故米」を食用に偽装した問題が焼酎ブームに思わぬ形で影響を与えている、との記事が出てました。
事故米とは、食用として輸入した米から有毒物質(例えば農薬成分のメタミドホス)が検出されると、食用から糊など工業製品の原料に転用される米をいい、政府は安く払い下げています。この事故米を食用として売るわけですから当然高い利益を得ることが出来ます。しかし知らずに原材料として購入・製造した生産者や製品を飲んだり食べたりした消費者はたまったものではありません。健康被害が報告されていないのが不幸中の幸いです。
この事故米騒動で新聞記事にあるように、「焼酎は安全で健康的」と言うイメージに傷が付いたのは確かです。こうしたなかで西酒造がいち早く「薩摩宝山」を一升瓶で30万本を回収すると発表したのは良かったと思います。私は以前「薩摩宝山」を飲んだことがあり(2008年3月8日のブログを参照のこと)、『大丈夫かな?』と思わないわけではありません。しかし問題が発生したら直ちに対応策を公表したのは危機管理の点でも正解だと思うし、今後はこうしたことを積み重ねながら消費者の信頼を得ていくしかないように考えます。
さてこうした騒動の中で、今回は敢えてその西酒造の芋焼酎「富乃宝山」を飲んでみました。
この「冨乃宝山」は平成7年発売ですからもう13年余りになりますが、発売当初それまでの『芋焼酎は臭い』というイメージを一新し焼酎ブームの火付け役となったという逸品で、西酒造を率いる東京農業大学・醸造学科卒の若き社長西陽一郎氏は『焼酎界の革命児』とまで言われています。こうした話題・・・もはや伝説になりつつあるかも・・・を聞くにつけ是非一度飲んでみたいと思ってましたが、なかなか手に入らず先日ようやく買うことが出来たのです。
先ず生のままで・・・・香りは甘い、と言うよりもちょっと柑橘系のさわやなか匂いを感じました。『芋焼酎は臭い』イメージを払拭する香りです、確かに!! そのまま飲んでみると口当たりも軽くて「これが芋焼酎?」と思うほど爽やかです。現在の焼酎ブームはこれまでと違って若い女性の圧倒的な支持を得ているそうですが、確かに「富乃宝山」は女性好みの味わいでした。お湯割で飲んでみましたがくせの無い軽い飲み口でしたし、ロックでも試してみましたが、軽くてあっさりとしたテイストでした。おしゃれな焼酎バーでかっこ良く決めるにはぴったりかも知れません・・・まぁ、私には似合いませんけどね・・・。
この「富乃宝山」は全国約200軒の特約酒販店で売れ筋No1だそうです。西酒造によると「毎年、より美味しい焼酎になるよう、仕込みを見直している」とのことです。やはりこうした不断の努力こそが長年にわたる高い評価を支えているのです。

[メモ] 25度、原材料:さつま芋(南薩産黄金千貫)、米麹
     常圧単式蒸留、気合度120%、詰日:2008年7月22日
     西酒造株式会社
     鹿児島県日置市吹上町与倉4970-17


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