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ウィスキー・山﨑12年

Yamazakiシングルモルトは本場イギリスのものばかり飲んでいましたが、ここで日本を代表するサントリー社のシングルモルト・ウィスキー「山﨑12年」を飲んでみました。
サントリーは、私が社会人となった昭和40年代に「ホワイト」、「レッド」それと「角」など安いウィスキーにずいぶんお世話になりました。そしてその頃「オールド」(通称、だるま)は、私の手が届かない高額ウィスキーで『いつかオールドを飲みたい』と思ったものでした。時は高度成長期で、『頑張って働けばお望みのウィスキーが飲めます』というサントリーのマーケティング戦略に乗せられたのかもしれませんが、「だるま」は憧れのウィスキーでした。
さて、統計によると1970年度(昭和45年度)にはウィスキーの消費量が13万キロリットル(ボトル換算で約2億本)だったのが、1980年度には37万キロリットル(約6億本)になりました。でもこの時がピークで以後消費は減少を続け、2006年度は10万キロリットルを割ってしまいました。
しかし最近20~30代の若者は、いわゆるウィスキーには縁遠いもののシングルモルトへの関心が高いそうで、サントリーの調査でも20~50代で一番飲みたいウィスキーは「角」ではなくてシングルモルトの「山崎」とのこと。その証拠に「山崎10年」は2007年に売上が3割も増えたそうです。
私の若い頃は「いかに安い酒、ウィスキーを飲むか」が関心事でしたが、今や自分の好むものにはお金をつぎ込む若者が多くなったのだと思います。まぁ、それだけ日本が豊になった証拠でしょうし、生活を愉しむ余裕が出来たということで、それはそれで良い事だと思います。
さて今日用意した「山崎12年」は、『安くてうまい』がモットーの私の路線からはやや離れておりますが、これは今まで飲んだシングルモルトが大体12年ものだったので、山崎も同じ年数のものを選んでみたわけです。
この「山崎」はサントリー山崎蒸留所で作られていますが、ここの初代所長が竹鶴政孝氏で後にニッカ・ウヰスキーを設立しました(竹鶴氏については2007年4月7日のブログ「竹鶴17年」を参照して下さい)。竹鶴氏がスコットランドに留学して習得した技術を元に最初の国産ウィスキー「白札(現在のホワイト)」を造ったのは有名ですが、竹鶴氏がスコッチに忠実であろうとしたのに対して、サントリーの前身、壽屋の創業者鳥井信治郎氏は日本の風土にあったオリジナルなウィスキーを目指した、と言われています。結局竹鶴氏は壽屋を去りニッカウヰスキーを設立するわけですが、この二人がわが国のウィスキー造りに多大な貢献をしたことは間違いありません。
前置きが長くなってしまいましたが、試飲をしてみました。
ラベルには『最初の一杯は是非ストレートでお楽しみください』と書いてあったので、ストレートで飲んでみました。色は濃い目で華やかな香りの中にほんのりピートの匂いがしたように感じました。そして口に含むと刺激が少なく全体としてまろやかで強烈な個性は感じられ無かったものの、中庸を好む日本人にあうシングルモルトだと思いました。

[メモ]  43%、モルト
     サントリー株式会社 山崎蒸留所
     大阪府三島郡島本町山崎5丁目2-1


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