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ウィスキー・ザ・グレンリベット12年

Glenlivet今回飲んだシングルモルトウィスキーは、「ザ・グレンリベット12年」です。
『グレン』とは、「グレンフィディック」とおなじくゲール語で『谷』を意味します。『リベット』は地名なので『リベット谷』となります。さてこのリベット谷は、スペイ川の流域にあって18世紀の中ごろからウィスキーの密造が盛んに行われた地域だったそうです。
ラベルを見ると『George & J.G.Smith LTD』と書いてあります。このスミスが「ザ・グレンリベット」生みの親である伝説の人なのです。18世紀、イギリスではウィスキーに重税が課せられ、このため密造が盛んでした。特にグレン谷では最盛期200以上の密造所があったそうです。その中でスミスは、卓越した醸造技術を持っていて彼の造る密造酒は評判が良く、政府公認の醸造所の技術指導もしていたそうです。いわば泥棒が警察官を技術指導するようなもので、いかに彼の技術が優れていたか、ということでしょう。日本で言えば清酒や焼酎の「杜氏」のような役割だったようです。
その後スミスは、彼の領主の勧めもあり公認の醸造所としてウィスキーを造り始めたのです。そしてリベット谷の他のウィスキーと区別するためtheという定冠詞をつけて「ザ・グレンリベット」と名付けたのです。これに対して密造酒仲間は『裏切り者』として彼を付け狙い、彼は護身用に二丁拳銃を常に持ち歩いていた、と言うから穏やかではありません。
Potstllglさてラベルを読んでみると『ミネラルの豊富な地下水と背の高いエレガントな形をした蒸留器』がフルーティで複雑な味わいを造り出している、と書いてあります。確かにこの会社の蒸留器は背が高い形をしていて、ザ・グレンリベット社のホームページから蒸留器の写真を借用しましたが、人と比べてみてかなり大きいことが分かります。
さて早速試飲してみました。
開封するとウィスキーの香りが立ち込めましたが、そんなに香りは強くありませんでした。ラベルには、「夏草と熱帯の果実のアロマ」があると書いてありましたが、私の嗅覚ではそこまで感知できませんでした・・・・
口に含むと舌先に刺激がなくまろやかな感触でした。口の中で温まっても刺激がパッと広がるのではなく、ジワジワと広がり喉越しにちょっと辛口の余韻が残る味わいでした。今までシングルモルトで、ボウモア、マッカランなど強い個性のあるものを飲んできましたが、この「ザ・グレンリベット」は強烈な個性は感じられないものの、まろやかで落ち着いた味わいのシングルモルト・ウィスキーでした。

[メモ]  The Glenlivet 40%
      George & J.G.Smith LTD
Distilled, Matued and Bottled in Scotland
The Glenlivet Distllery, Banffshire, AB37 9DD

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