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焼酎考・薩摩焼酎

Satuma薩摩焼酎は、残念ながら飲めません!
・・・と言うと「?!」、疑問に思う人が大部分でしょう。
「飲めない」と言う表現は正確さを欠いているので、次のように説明するのが正しいのです。『薩摩焼酎』は「地理的表示」といって、鹿児島県で採れたさつま芋を使って、製造から瓶詰めまで全工程を鹿児島県内で行った芋焼酎だけが名乗れる、いわば「ブランド名」なのです。つまり芋焼酎そのものではないので、「飲めない」のです。
地理的表示とはウィスキーの「スコッチ」、ブランデーの「コニャック」、ワインの「ボルドー」などと同様に、産地の表示を行うものです。わが国では国税庁が指定してますが、地域限定で名乗れる焼酎には、球磨焼酎(熊本県球磨郡および人吉市)、壱岐焼酎(長崎県壱岐市)、琉球泡盛(沖縄県)の3つがありましたが、薩摩焼酎(奄美市と大島郡を除く鹿児島県)が加わりました。また清酒は、白山(石川県白山市)が指定されてます。
なお「黒糖焼酎」は、地理的表示とは異なる経緯で鹿児島県奄美諸島で造られる黒糖を使用した焼酎の総称として使われています。
さて、11月1日の朝日新聞夕刊に4ページにわたって、『焼酎ルネッサンス』~新たな歴史の創造~との全面広告が出てました。ほかの新聞は確認してませんが、本格焼酎の日に合わせた思い切った広告です。
この広告では、「誇るべき文化としての薩摩焼酎を日本全国へ、更には全世界に広めていきたい。」として、焼酎文化を引き継ぐ人材育成のため、地元鹿児島大学に焼酎学講座を本年4月に新設した、とありました。
このような大学として東京農業大学醸造学科が良く知られており、焼酎の蔵元の若き当主を輩出しています。鹿児島大学の講座は、焼酎の熟成・製造論や蔵に寝泊りして行う工場実習、更に焼酎文化論まで多岐にわたってます。客員教授の小泉武夫東京農業大学教授は、『焼酎を世界の蒸留酒にしたい』と意気込みを語っておられます。ウィスキー、ブランデー、ウオッカ、ジン、ラムの世界の5大蒸留酒のなかに焼酎が入る日を期待したいと思います。薩摩焼酎がスコッチやコニャックと肩を並べるなんて、想像するだけで痛快ではありませんか!
・・・・と、いうことで今年の新焼酎を片手に、今宵も乾杯!!!

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